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塩|買い方・下ごしらえ・保存の話

塩は、味を決めるだけでなく、水を抜いたり保存に使ったりする、台所の土台になる調味料です。種類の選び方、使うときのこつ、保存、使いみちまで、店先で話す調子でまとめました。

時期の目安 通年

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

高い塩と安い塩、そんなに違うものかね。

店主

仕上げにふるなら違いが分かりますよ。下味や煮物なら安いもので十分です。使う場所で分けるのがいちばん賢いです。

店主のひとこと肉も魚も、焼く十五分前に一パーセント。これだけです。

買うとき

出回る時期の目安:通年

  • 粒の大きさを見ます。細かい塩は溶けが早く下味向き、粗い塩は仕上げにふると食感が残ります。
  • 原材料の欄を見ます。海水から作ったもの、岩塩、湖の塩で、苦みと甘みの出方が違います。
  • にがりの多いものはしっとりしていて、量りにくいぶん味は丸くなります。使い分けるつもりで一つずつ買うのが現実的です。

使うとき(下ごしらえ)

  • 肉や魚は焼く十五分前に重さの一パーセントをふり、出た水気をふき取ってから焼きます。
  • 野菜は切ってから二パーセントの塩をふり、五分置いて水気を絞ると味が締まります。
  • ゆで湯の塩は湯1Lに小さじ2が目安。青菜も麺も、これで下味が付きます。

しまうとき(保存)

湿気を吸うので、ふたの閉まる容器に入れて乾いた場所へ置きます。においも吸うので、香りの強いもののそばには置かないでください。期限は長いですが、固まったら乾いたフライパンで軽く温めるとほぐれます。

この材料でつくる料理

ナトリウムを含みます。一日にとる量は料理全体で見ていくものです。

よく聞かれること

塩の分量はどう決めればいいですか。

材料の重さに対する割合で考えると外しません。下味は一パーセント、漬けものは二から三パーセント、汁ものは仕上がりの汁に対して〇・八パーセントが目安です。

粗塩と食塩はどう使い分けますか。

粗塩は溶けが遅いので下ごしらえや漬けものに、細かい食塩は溶けが早いので汁ものや下味に向きます。仕上げに食感がほしいときは粗いものをひとつまみです。

固まってしまった塩は使えますか。

使えます。湿気を吸っただけですから、乾いたフライパンで弱火で温めるか、乾いた場所に一日置くとほぐれます。容器に乾いた米粒を数粒入れておくと固まりにくいですよ。