294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム材料の話 › せり

せり|買い方・下ごしらえ・保存の話

せりの選び方と、レシピにつなげる下ごしらえをまとめました。旬の時期、店先での見方、根の扱い、しまい方、それから合う料理までお話しします。

時期の目安 1月〜4月

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

根まで食べられるのですか。

店主

食べられますよ。よく洗って、鍋に入れてください。香りが一番強いところです。

店主のひとことゆでるのは20秒。それ以上は香りが逃げます。

買うとき

出回る時期の目安:1月〜4月

  • 葉が濃い緑で、しゃんと立っているものを選びます。
  • 茎が細すぎず、根元まで張りのあるものが香りも強いです。
  • 根の付いたものは香りが違います。鍋に使うなら、根付きを探してみてください。

使うとき(下ごしらえ)

  • 先に根元をボウルの水につけて、土を落としておきます。ここが一番の手間です。
  • 根を使うなら、包丁の背でこそげて洗います。細かい土が残りやすい場所です。
  • ゆでるなら熱湯で20秒。すぐ冷水に取って、香りと色を残します。

しまうとき(保存)

ぬらした新聞紙で包み、立てて冷蔵へ。2日が目安です。ゆでたものは水気を絞って、冷蔵で2日、冷凍で3週間もちます。

この材料でつくる料理

香りのある青菜で、食物繊維を含みます。香りが身上ですので、加熱は短めにしてください。

よく聞かれること

土はどう落としますか。

ボウルに水を張って根元をつけ、10分置いてから振り洗いします。根を使うなら、包丁の背でこそげてください。二、三回水を替えると、すっかり落ちます。

三つ葉と何が違いますか。

香りの強さと歯ごたえが違います。せりのほうが香りが強く、茎もしっかりしています。三つ葉は仕上げの薬味に、せりは鍋やあえ物に向きます。

冷凍できますか。

ゆでて水気を絞り、小分けにして冷凍で3週間が目安です。汁物に凍ったまま入れられます。生のままの冷凍は、香りが落ちるのでおすすめしません。