魚介系ラーメンのいろいろ|特徴と家で作れる料理
魚介系ラーメンの特徴と、種類の違いをまとめました。煮干し、かつお節、貝。どのだしを使うかで味が変わります。家での寄せ方もお話しします。
店先のやりとり
常連さん
魚のだしって、家で入れると生臭くなるんです。
店主
煮出しすぎですね。煮干しは水に一晩つけて、沸いたら弱火で五分。それで十分ですよ。
店主のひとこと魚のだしは短く。長く煮ると苦みが出ます。
特徴
動物系のだしに、煮干しやかつお節、さば節などの魚のだしを重ねた系統です。魚のだしは香りが強く出るぶん、煮出しすぎると苦みや生臭さが立ちます。動物系と合わせることで、香りの強さと厚みの釣り合いをとる考え方が基本です。近年は貝のだしを使った澄んだ系統も増えていますよ。
代表的な料理
- 煮干しラーメン
- 魚介豚骨のつけ麺
- あご出汁ラーメン
- 貝だしラーメン
- さば節の中華そば
- かつお節を重ねた醤油ラーメン
- 焼きあごの塩ラーメン
- 魚介鶏白湯
- しじみの澄んだラーメン
- 干し海老のまぜそば
よく使う調味料・材料
- 煮干し
- かつお節
- さば節
- 昆布
- しょうゆ
- 干し椎茸
家で作りやすいもの
- 煮干しの中華そば
- あさりの澄んだラーメン
- かつお節を効かせた醤油ラーメン
成り立ち
そば屋のだしの考え方が中華そばに取り込まれ、動物系一辺倒だったスープに魚の香りが重ねられるようになりました。濃厚な魚介豚骨が広まったのは二千年代に入ってからで、その後は澄んだ貝だしなど軽い方向にも広がっています。
よく聞かれること
煮干しの頭とはらわたは取りますか。
苦みが気になる方は取ってください。取らないほうがこくは出ますが、代わりにえぐみが混じります。水に一晩つけてから使うと、取らなくても角が立ちにくくなりますよ。
動物系と合わせないとだめですか。
だめではありません。魚だけでも澄んだ味になります。ただ物足りなく感じるときは、鶏がらを少し足すか、干し椎茸と昆布を合わせると厚みが出ますよ。
つけ麺のスープはどう作りますか。
食べるときにスープが冷めるので、ラーメンより濃く、やや脂を多めに仕立てます。魚粉を仕上げに加えると香りが立ちますが、入れすぎると粉っぽくなるので小さじ1から試してください。