鶏肉の食中毒の豆知識|知っておきたい基本
鶏肉の食中毒について、家庭でできる扱い方をまとめました。買ってから冷蔵庫に入れるまで、切るとき、焼くとき、それぞれ気をつける所を順にお話しします。
店先のやりとり
常連さん
鶏肉は洗ったほうがいいんですか
店主
洗わないでください。水がはねて、まわりに広がってしまいます。そのまま使って、しっかり火を通すほうが安心です。
店主のひとこと野菜を先に切る。まな板を分ける代わりになります。
まず知っておくこと
鶏肉は、中心まで火を通して食べるものです。生の肉には菌が付いていることがあり、加熱が足りないと体調を崩すもとになります。台所では、生の肉に触れた手や道具から他の食材へ移ることも起きます。先に置き場所と道具を決めておくと、扱いが楽になります。中心まで加熱する、道具を分ける、この二つが基本です。
要点
- 生の鶏肉は、そのままでは食べないものとして扱います。中心まで火を通します。
- 加熱の目安は、中心が白くなり、赤みや透明な肉汁が残らない状態です。
- まな板と包丁は、生の肉用と野菜用を分けます。難しければ野菜を先に切ります。
- 生の肉に触れたら、そのつど手を洗います。ふきんではなく紙でふくほうが安心です。
- 買ったら寄り道せずに冷蔵庫へ。夏場は保冷剤を付けてもらうとよいです。
- 洗うと水しぶきで周りに広がるので、鶏肉は洗わずに使います。
具体的な例
- から揚げは中心を割って色を確かめる
- 焼き鳥はふたをして弱火で蒸し焼きにする
- 鶏の照り焼きは皮目から焼き、返してふたをする
- 水炊きは白くなってから取り分ける
- 蒸し鶏は余熱任せにせず、中心の色を見る
- 作り置きは粗熱を取ってから冷蔵庫へ入れる
実践のコツ
- 先に野菜を全部切ってから、最後に肉を切ります。まな板を洗う回数が減ります。
- 厚い部分は切り込みを入れてから焼きます。火の通りがそろいます。
- 焼いたあと中心が赤ければ、ふたをして弱火で2分ずつ足してください。
よく聞かれること
火が通ったかはどう見ますか
一番厚い所を割って、中心が白く、肉汁が澄んでいれば目安になります。赤みやにごりが残っていたら、ふたをして弱火で2分ずつ足してください。
買ってから何日もちますか
冷蔵で1〜2日が目安です。すぐ使わないなら、その日のうちに小分けして冷凍してください。冷凍なら2〜3週間で使い切るとよいです。
解凍はどうするのがよいですか
冷蔵庫に移して半日かけて戻すのが目安です。常温に出しっぱなしにしません。急ぐときは袋のまま流水に当てて、戻ったらすぐ調理してください。