食中毒の原因の豆知識|知っておきたい基本
食中毒の原因は、細菌やウイルス、寄生虫、自然の毒などに分かれます。台所での扱い方で変わる部分もあります。ここでは原因の分かれ方と、家庭で気をつける点をまとめました。
店先のやりとり
常連さん
作り置きは何日もちますか。
店主
料理にもよりますが、冷蔵で2、3日が目安ですよ。早く冷まして、温め直すときは中心まで熱くしてください。
店主のひとこと迷ったら食べない。これがいちばん確かです。
まず知っておくこと
食中毒の原因は、大きく細菌、ウイルス、寄生虫、自然の毒、化学物質に分かれます。季節によって目立つ原因が変わり、夏は細菌、冬はウイルスによるものが増えると言われます。台所での扱い方や加熱の仕方で、起こりやすさが変わる部分もあります。体調に不安があるときは、自分で判断せず医療機関に相談してください。
要点
- 原因は一つではありません。細菌、ウイルス、寄生虫、自然の毒、化学物質に分かれます。
- 細菌は温度と時間で増えます。常温に置く時間が長いほど増えやすくなります。
- 肉、鶏肉、魚、卵は中心まで火を通します。中心が75度で1分以上が目安です。
- 生の肉や魚を扱ったまな板と包丁は、洗わずにそのまま野菜に使いません。
- 手洗いは、扱うものが変わるたびに行います。
- 見た目やにおいだけでは、安全かどうかは分かりません。
具体的な例
- 作り置きの汁物を、鍋のまま常温で一晩置いた
- 焼き鳥の中心まで火が通っていなかった
- 鶏肉を切ったまな板で、洗わずにサラダの野菜を切った
- 自分で採ったきのこや山菜を、種類が分からないまま食べた
- 弁当を暑い車内に数時間置いた
- 冷凍した食品を常温に出したまま、長い時間かけて解かした
実践のコツ
- 調理の前後で手を洗います。扱うものが変わるたびが目安です。
- 残った料理は浅い容器に移して早く冷まし、冷蔵庫に入れます。
- 温め直すときは、中心まで熱くなるまで加熱します。
よく聞かれること
においで分かりますか。
分かりません。においや見た目が変わらないまま、食べられない状態になっていることがあります。作った日と置き場所で判断してください。
電子レンジで温め直せば十分ですか。
温めむらが出ます。途中で一度混ぜて、全体が中心まで熱くなるまで加熱してください。それでも不安なときは食べないでください。
体調が悪くなったらどうしますか。
自分で判断せず、医療機関に相談してください。いつ何を食べたかを控えておくと、相談のときに役立ちます。