294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム食の豆知識 › にんじんの旬

にんじんの旬の豆知識|知っておきたい基本

にんじんの旬について、産地の移り変わりと時期をまとめました。冬の甘さの理由、春夏のものとの違い、買うときの見分け方までご案内します。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

にんじんに旬なんてあるのですか。

店主

ありますよ。秋から冬のものは、かじると甘さが違います。うちでも冬は煮ものに回します。

店主のひとこと冬のにんじんは、砂糖を減らして丁度です。

まず知っておくこと

にんじんは一年を通して手に入りますが、味がのるのは秋から冬にかけてです。産地が季節ごとに移り、春は九州や四国、夏は北の地方、秋から冬は関東や東海のものが多く出回ります。寒い時期に採れたものは甘みが強く、香りも落ち着きます。夏のものは水分が多く、生で食べるのに向きます。時期や産地は年によって前後するので、目安として見てください。

要点

  • 通年出回りますが、味がのるのは10月から2月ごろです。
  • 産地が季節ごとに移るため、一年中切れ目がありません。
  • 冬のものは甘みが強く、煮ものや汁物に向きます。
  • 春夏のものは水分が多く、生のサラダに向きます。
  • 葉付きで出回るのは春先が中心です。
  • 時期は年や産地で前後します。

具体的な例

  • 春にんじん、4月から6月ごろ
  • 夏にんじん、7月から8月ごろ
  • 秋冬にんじん、10月から2月ごろ
  • 葉付きにんじん、3月から5月ごろ
  • ミニにんじん、春と秋に多く出ます

実践のコツ

  • 冬のものは皮の近くに甘みがあるので、厚くむかずたわしで洗うだけでも十分です。
  • 葉付きで買ったら、すぐ葉を切り落としてください。付けたままだと根の水分が抜けます。
  • 冬のものは煮る時間を短めに。甘みが強いので、砂糖は控えて構いません。

よく聞かれること

夏と冬で味は違いますか。

違います。冬のものは甘みが強く香りが落ち着き、夏のものは水分が多くさっぱりしています。冬は煮もの、夏は生のサラダが向きます。

よいにんじんの見分け方は。

表面がなめらかで、色が濃くつやのあるものを選びます。軸の切り口が小さいほど、芯が細くてやわらかい目安になります。

保存はどうしますか。

水気をふいて紙に包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。立てて置くと持ちがよくなります。目安は2週間ほどです。