季節の和菓子の豆知識|知っておきたい基本
季節の和菓子は、その時期の材料と行事に合わせて作られてきたものです。四季ごとにどんなものがあるのか、由来とあわせて中立にまとめました。
店先のやりとり
常連さん
季節でそんなに変わるものですか。
店主
変わりますよ。材料も行事も違いますからね。店先を見ているだけで楽しいです。
店主のひとこと買ったその日に。和菓子は日持ちしません。
まず知っておくこと
和菓子は、季節の材料と、その時期の行事に結びついて作られてきました。春は桜や草、夏は水を思わせる透明なもの、秋は栗や芋、冬は柚子や白あんといった具合に、材料が入れ替わります。形や色で季節を表す上生菓子もあり、茶席で用いられてきました。日持ちの短いものが多く、買ったその日に食べるのが基本です。
要点
- 春は桜餅、草餅、うぐいす餅など、桜やよもぎを使ったものが並びます。
- 夏は水ようかん、葛切り、わらび餅など、冷たく透明なものが中心です。
- 秋は栗きんとん、芋ようかん、月見団子など、実りの材料を使います。
- 冬は柚子を使ったもの、花びら餅、白あんの菓子などが並びます。
- 日持ちの短いものが多く、当日か翌日までが目安です。
具体的な例
- 桜餅は、塩漬けの桜の葉で包んだ春の菓子です。
- 柏餅は端午の節句に、葉で包んで蒸した菓子です。
- 水ようかんは寒天と小豆で作り、冷やして夏にいただきます。
- 月見団子は秋の月見に供える、丸めた白い団子です。
- 花びら餅は年の初めに作られる、白味噌を使った菓子です。
実践のコツ
- 買ったその日に食べるのが基本です。冷蔵庫に入れると固くなります。
- 固くなった餅菓子は、蒸し器で2分温めると柔らかさが戻ります。
- 上生菓子は手で割らず、付いてくる楊枝で切っていただきます。
よく聞かれること
冷蔵庫に入れてもいいですか。
餅や求肥を使ったものは、冷やすと固くなります。常温で置き、その日のうちに食べてください。水ようかんや葛を使った夏の菓子は、冷やしていただくものです。
上生菓子はいつ食べるものですか。
茶席で出されるほか、季節の贈り物としても使われます。形や色でその時期を表しますので、名前を聞くと由来が分かって面白いものです。日持ちは当日が基本です。
固くなってしまいました。
餅菓子なら、蒸し器で2分温めると柔らかさが戻ります。焼いて食べる手もあります。あんこの部分だけ取り出して、湯で溶いて汁粉にすると無駄になりません。