294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
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あんこの作り方|材料・手順・店主のコツ

あんこの作り方です。小豆をゆでこぼしてから、ことこと煮て砂糖を三回に分けて入れます。時間はかかりますが、手を動かすのは短いですよ。仕上げの塩ひとつまみで、甘さの角がとれます。

調理時間の目安 90分分量 2人分(約400g)難しさ 手間あり

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

圧力鍋でも作れますか。

店主

作れます。ゆでこぼしたあと、加圧十五分が目安です。そのあとは同じように砂糖を三回に分けます。

店主のひとこと豆が湯から顔を出したら、すぐ水を足してください。

材料(2人分(約400g))

小豆 粒がそろい、つやのあるものを選びます200g
ゆでこぼし用の水 豆にかぶるくらい入れます800ml
煮る用の水 豆の上三センチまで注ぎます1000ml
差し水用の湯 減ったら足します。冷水は避けます適量
砂糖 三回に分けて入れます180g
最後に入れて甘さを締めますひとつまみ

作り方

  1. 先に小豆を洗い、浮いた豆を取り除きます。浸水はしなくて構いません。浮く豆は中が空のことが多く、食感が悪くなります。
  2. 鍋に豆とかぶる水を入れ、中火で沸いたら三分ゆでて湯を捨てます。一度ゆでこぼすと、渋みとあくが抜けます。
  3. 新しい水を三センチかぶるまで入れ、弱火で五十分、静かに煮ます。湯が減ったら足します。豆が湯から出ると固いまま残ります。
  4. 指で押してつぶれたら砂糖を三回に分け、そのつど五分煮ます。一度に入れると豆が締まり、固くなってしまいます。
  5. 弱火で十分、木べらで底をなでながら好みの固さまで煮つめます。冷めると固くなるので、少しゆるめで火を止めます。
  6. 最後に塩をひとつまみ混ぜ、鍋のまま冷まします。塩で甘さの角がとれ、あと味がすっきりします。

店主のコツ

  • 買い物:小豆は粒がそろい、つやのあるものを。古いと煮えにくいです。
  • 火加減:ゆでこぼしは中火、煮る間はずっと弱火。ぐらぐらさせません。
  • 味の調整:砂糖は豆の九割が目安。控えたければ150gまで減らせます。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で4〜5日。清潔な容器に入れ、表面を平らにします。
冷凍冷凍で1か月。100gずつ小分けにして包みます。
温め直し水小さじ1を足し、電子レンジ600Wで40秒。混ぜて様子を見ます。

味を変えてみる

  • つぶあんにするなら、火を止める前に木べらで半分だけつぶします。
  • こしあんにするなら、煮た豆を裏ごししてから砂糖を加えます。
  • 白玉やもちに添えるほか、トーストにのせても合います。

小豆は食物繊維とたんぱく質を含みます。砂糖の量は好みで調整できます。

よく聞かれること

豆が固いままです。

湯から出て乾いたか、砂糖を早く入れたかのどちらかが多いです。水を足して弱火であと二十分煮てください。砂糖は豆が指でつぶれてから入れます。

甘さを減らせますか。

百五十グラムまでなら味の輪郭が残ります。ただし砂糖が少ないほど日持ちが短くなるので、冷蔵三日を目安に食べきってください。

浸水は必要ですか。

小豆は皮が固く水を吸いにくいので、浸水せずにゆでこぼす方法で十分です。古い豆のときだけ、二時間浸すと煮えやすくなります。