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ヒスタミン食中毒の豆知識|知っておきたい基本

ヒスタミン食中毒は、赤身の魚を扱うときに気をつけたいものです。どんなときに起きるか、台所で何ができるかを、店先で話す程度にまとめておきます。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

焼けば大丈夫だと思っていました。

店主

残念ながら、加熱では減らないと言われています。買ったらすぐ冷やす。それがいちばんの手ですよ。

店主のひとこと魚は買い物の最後に。まっすぐ帰って冷蔵庫へ。

まず知っておくこと

ヒスタミン食中毒は、魚に含まれる成分が細菌の働きで変わり、ヒスタミンという物質がたまることで起こると言われます。まぐろ、かつお、さば、ぶり、さんま、いわしといった赤身の魚で問題になりやすいです。いったんできたヒスタミンは加熱しても減りませんので、増やさないことがすべてです。買ったらすぐ冷やし、常温に置かないのが台所でできる備えになります。

要点

  • 赤身の魚で起こりやすいです。まぐろ、かつお、さば、ぶり、さんま、いわしなどが代表です。
  • 常温に置いた時間が長いほど増えます。買い物のあと寄り道をしないだけでも違います。
  • 加熱しても減りません。焼いても煮ても、できてしまったものはそのまま残ります。
  • 冷蔵より冷凍のほうが安全側です。すぐ使わないなら買った日に凍らせてください。
  • 口に入れて舌がぴりぴりする、こしょうのような刺激を感じるときは、食べるのをやめてください。
  • 解凍は冷蔵庫の中で。室温に出したままの解凍は避けてください。

具体的な例

  • 買ってきたさばを台所に置いたまま夕方まで放置
  • 解凍したまぐろを常温で数時間もどす
  • 焼いた干物を室温で一晩置いておく
  • つり上げた魚を氷に入れずに持ち帰る
  • 開封したかつおの加工品を常温に出したままにする

実践のコツ

  • 買い物の最後に魚を取り、保冷剤か氷を添えてまっすぐ帰ってください。夏場は特にです。
  • その日に使わない切り身は、買った日に一切れずつ包んで冷凍します。これがいちばん確かです。
  • 口に入れて刺激を感じたら飲み込まないでください。体調に変わりがあるときは医療機関に相談してください。

よく聞かれること

冷凍すれば防げますか。

できてしまったものは冷凍しても減りません。ただ、増える速さは止まりますので、すぐ使わない魚は買った日に凍らせるのが有効です。解凍は冷蔵庫の中でしてください。

においで分かりますか。

分からないことが多いと言われます。見た目もにおいも変わらないまま増えることがありますので、置いた時間で判断してください。常温に長く置いたものは避けるのが安全です。

干物や加工品でも起こりますか。

起こることがあります。開封したものを常温に出したままにしないでください。表示の保存方法と期限を守り、冷蔵庫に入れて早めに食べきるのが基本です。