294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム食の豆知識 › 腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオの豆知識|知っておきたい基本

腸炎ビブリオは、海の魚介に付くことのある細菌です。夏場に増えやすく、家庭では洗い方と温度の管理が要になります。台所で何を気をつければよいか、道具の扱いまで含めてまとめました。難しい話ではありませんよ。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

家では何に気をつければいいですか。

店主

魚は真水でよく洗うこと、買ったらすぐ冷やすこと、まな板を使い分けること。この三つで十分です。

店主のひとこと夏の買い物は、魚をいちばん最後にかごへ。

まず知っておくこと

腸炎ビブリオは、海水にいる細菌です。魚介の表面に付いて運ばれてきます。真水に弱く、低い温度では増えにくいという性質があります。家庭では、魚を真水で洗うこと、買ったらすぐ冷やすこと、まな板と包丁を使い分けることの三つが基本になります。体調に変化があったときは、自分で判断せず医療機関に相談してください。

要点

  • 海水にいる細菌で、魚介の表面に付いて台所に入ります。
  • 真水に弱いとされます。魚は流水でよく洗います。
  • 暖かいところで増えやすく、低い温度では増えにくくなります。
  • 買ったらすぐ冷蔵庫へ。持ち帰りに時間がかかる日は保冷剤を使います。
  • 魚を扱ったまな板と包丁は、そのまま他の食材に使いません。
  • 加熱する料理では、中心までしっかり火を通します。

具体的な例

  • 魚をさばいたあと、同じまな板で野菜を切ってしまう。
  • 買い物のあと寄り道をして、常温で長く持ち歩いてしまう。
  • 刺身を室温に置いたまま、食事の支度を続けてしまう。
  • 洗った手を拭いた布巾で、そのまま調理台を拭いてしまう。
  • 冷蔵庫に詰め込みすぎて、庫内の温度が上がってしまう。
  • 解凍を常温で行い、長い時間ぬるい状態が続いてしまう。

実践のコツ

  • 魚は流水でよく洗い、水気を拭いてから調理します。
  • まな板は魚用と野菜用を分けるか、間でよく洗って熱湯をかけます。
  • 夏場は買い物を最後にして、まっすぐ帰るようにします。

よく聞かれること

刺身は食べても大丈夫ですか。

刺身用と明記されたものを選び、買ったらすぐ冷蔵庫へ入れ、その日のうちに食べきってください。室温に長く置かないことが大事です。

加熱すればよいのですか。

中心までしっかり火を通せば、加熱する料理では心配が減ります。ただし、加熱前の魚を扱った器具から他の食材に移ることがあるので、道具の扱いも大事です。

体調が悪くなったときは。

自分で判断せず、医療機関に相談してください。何をいつ食べたかを覚えておくと、相談のときに役立ちます。