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秋の魚の豆知識|知っておきたい基本

秋の魚について、店先でよく聞かれることをまとめました。どんな魚が出回るか、選ぶときに見るところ、向く料理と下ごしらえまで、むずかしい言葉を使わずにお話しします。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

秋はどの魚を買えばよいですか。

店主

その日いちばん並んでいる魚が、たいてい旬で安いですよ。さんま、さば、鮭のあたりから選んでみてください。

店主のひとこと買って帰ったら、まず水気を拭く。これが基本です。

まず知っておくこと

秋は、冬に備えて脂をたくわえた魚が出回る季節です。さんま、さば、鮭、いわし、かつおの戻りものなどが並びます。脂がのるぶん焼き物や煮物に向き、身のしまりも出てきます。値段は水揚げの量で動きますので、その日の並びを見て決めるのがいちばんです。

要点

  • 秋に出回る代表は、さんま、さば、鮭、いわし、戻りがつおです。
  • 脂がのるので、焼く、煮る、揚げるのどれにも向きます。
  • 丸ごとの魚は目と腹を見ます。目が澄み、腹がしっかりしているものが新しいです。
  • 切り身はパックに汁がたまっていないものを選びます。
  • 青魚は傷みが早いので、買った日か翌日までに使い切ってください。
  • 焼くときも煮るときも、中心まで火を通します。

具体的な例

  • さんまの塩焼き
  • さばのみそ煮
  • 鮭のホイル焼き
  • いわしの梅煮
  • 戻りがつおの竜田揚げ
  • きのこと魚の炊き込みご飯

実践のコツ

  • 先にやっておくことは、買ってすぐ水気を拭くことです。これだけでにおいが違います。
  • 焼く20分前に塩を軽くふり、出た水を拭いてから焼くと、身が締まります。
  • 青魚は当日に使い切れないぶんを、しょうゆとみりんに漬けて冷蔵しておくと安心です。

よく聞かれること

脂がのっているかはどこで分かりますか。

丸ごとなら背中の厚みと、口先のあたりの色つやです。切り身なら白い脂の筋がはっきり見えるもの。触れられるなら、身にはりがあるものを選んでください。

焼き魚がいつも身くずれします。

水気を拭いて、焼く面の網かフライパンをよく温めてから置いてください。置いたら動かさず、片面5分は我慢します。返すのは一度だけにすると形が残ります。

青魚のにおいが苦手です。

塩をふって10分置き、出た水を拭き取ってください。酒を小さじ1ふるのも効きます。しょうがや梅と一緒に煮ると、においが和らいで食べやすくなりますよ。