湯呑み茶碗|選び方と長持ちさせる手入れ
湯呑み茶碗は、お茶をいただくための器です。形と材の違い、選ぶときに見るところ、使い方と手入れの目安を、店先の話としてまとめておきました。
店先のやりとり
常連さん
湯呑みは、大きいほうがいいですか。
店主
毎日使うなら180mlくらいが楽ですよ。大きいと、飲みきる前に冷めてしまいます。
店主のひとこと使う前に湯を回す。最後まで温かいままです。
どんな道具か
湯呑み茶碗は、緑茶やほうじ茶をいただくための取っ手のない器です。高さのあるものと浅く広がったもので、湯の冷め方と香りの立ち方が変わります。
種類と違い
- 筒型のもの。高さがあって冷めにくく、ほうじ茶や番茶に向きます。
- 浅く広がったもの。香りが立ちやすく、玉露や上等な煎茶に向きます。
- 磁器のもの。薄くて口当たりがよく、汚れが落ちやすいです。
- 陶器のもの。厚みがあって熱が伝わりにくく、持ちやすくなっています。
- 耐熱ガラスのもの。色が見えるので、水出しや冷たいお茶に向きます。
選び方
- 手に持ってみてください。指がふちに触れないくらいの高さが、持ちやすい目安です。
- 口の広さを見ます。広いほど香りが立ち、狭いほど冷めにくくなります。
- 厚みを確かめてください。薄いものは熱が伝わりますので、熱いお茶には厚手が向きます。
- 重さを見ます。重すぎるものは、毎日使うと手にこたえます。
使い方と手入れ
使い方
- 使う前に湯を回して温めます。これだけで最後の一口まで温かいままです。
- 注ぐのは八分目までに。あふれそうだと、持つときに気をつかいます。
- 熱いものを注ぐ器は、冷たい場所から出してすぐ使わないでください。
手入れ
- 使ったらすぐ洗います。茶しぶは、乾く前なら水だけで落ちます。
- 茶しぶが残ったら、重曹を少しつけてやわらかい布でこすってください。
- 重ねて片づけるときは、間に紙を一枚。ふち同士が当たると欠けます。
よく聞かれること
大きさはどれくらいが使いやすいですか。
普段使いなら150〜200mlが目安です。来客用は少し小ぶりにして、何度か注ぎ足すほうが、お茶も冷めずにすみます。
茶しぶはどう落としますか。
重曹を少しつけて、やわらかい布でこすってください。金属のたわしは表面を傷めます。乾く前に洗う習慣にすると、そもそもつきにくくなります。
電子レンジに入れられますか。
金や銀の模様が入ったものは入れないでください。火花が出ます。それ以外でも、急に温めると割れることがありますので、器の表示を見てください。