鉄フライパン|選び方と長持ちさせる手入れ
鉄フライパンは、手をかければ長く使える、焼き物に強い道具ですよ。ここでは鉄フライパンの種類と選び方、焦げつかせない使い方と錆びさせない手入れをまとめます。
店先のやりとり
常連さん
くっついてしまうのですが。
店主
温めが足りないのです。空焼きしてから油を回し、十分熱くしてから入れてください。それと、すぐ動かさないことですよ。
店主のひとこと熱くしてから入れる。動かすのは焼き色がついてから。
どんな道具か
鉄フライパンは、鉄の板を打ち出すか鋳込んで作ったフライパンです。高い温度に耐えるので、焼き色をしっかりつけたい料理に向きます。使うたびに油がなじみ、扱いやすくなっていく道具ですよ。
種類と違い
- 打ち出し式:薄くて軽く、熱の回りが早いです。炒め物に向きます。
- 鋳物式:厚くて重く、温度が下がりにくいです。焼き物に向きます。
- 取っ手が鉄一体型:そのままオーブンに入れられます。持つときは布が要ります。
- 取っ手が木や樹脂:持ちやすい代わりに、オーブンには入れられません。
- 窒化処理のもの:錆びにくい加工がされていて、手入れが少し楽です。
選び方
- 重さを持って確かめます。毎日振るなら、26cmで1kg前後までが扱いやすいです。
- 大きさは作る人数で決めます。二人なら24cmか26cmで足ります。
- 底の平らさを見ます。反っていると、電磁調理器で熱が偏ります。
- 取っ手の付き方を見ます。ねじ留めは緩みを締め直せるので長く使えます。
使い方と手入れ
使い方
- 使う前に空焼きします。うっすら煙が出たら油を回し、一度なじませます。
- 油を入れたら、食材を入れる前に鍋を十分温めます。冷たいうちに入れるとくっつきます。
- 焼き始めたらすぐ動かさないこと。焼き色がつくと自然に離れます。
手入れ
- 使い終わったら熱いうちに湯で洗います。洗剤は基本的に使いません。
- 洗ったら火にかけて水気を飛ばし、薄く油を塗ってからしまいます。
- 錆びたら金たわしで落とし、空焼きして油をなじませれば使えます。
よく聞かれること
洗剤で洗ってはいけませんか。
なじんだ油まで落ちるので、普段は湯とたわしで十分です。魚を焼いてにおいが残ったときだけ、洗剤を使って洗い直し、油を塗り直してください。
錆びたらもう使えませんか。
使えます。金たわしで錆を落とし、空焼きしてから油をなじませれば戻ります。鉄の道具は直せるのが、いいところですよ。
電磁調理器で使えますか。
使えます。ただし底が反っていると熱が偏るので、平らなものを選んでください。急に強火にすると変形することがあるので、中火から上げていきます。