スキレット|選び方と長持ちさせる手入れ
スキレットは、鋳物で作られた厚手のフライパンです。大きさの選び方と焼く前の手入れ、使ったあとの油のならし方までを、店で使っている感覚でお話しします。
店先のやりとり
常連さん
錆びてしまったら捨てるしかないですか
店主
いいえ。たわしで錆を落として空焼きし、油を塗れば戻ります。うちの鍋も何度もそうしています。
店主のひとこと洗ったら必ず火にかけて乾かす。錆はそこから来ます。
どんな道具か
スキレットは、鉄を流し込んで作った厚手のフライパンです。温まるまで時間はかかりますが、一度温まると温度が下がりにくく、肉や厚みのある物を焼くのに向きます。
種類と違い
- {"name": "15cm前後の小型", "note": "一人分の目玉焼きや付け合わせ向き。そのまま食卓に出せます。"}
- {"name": "20cm前後の中型", "note": "二人分の肉や炒め物に。家庭で一番使いやすい大きさです。"}
- {"name": "26cm以上の大型", "note": "重さが2kgを超えます。四人分を一度に焼けますが扱いは大変です。"}
- {"name": "蓋付き", "note": "蒸し焼きができます。蓋の重さで蒸気がこもり、火の通りが早まります。"}
- {"name": "取っ手が外せる型", "note": "しまう場所を取りません。オーブンにも入れやすい形です。"}
選び方
- まず重さを持って確かめます。20cmでも1.5kg前後あるので、片手で振れるかが分かれ目です。
- 使う人数で大きさを決めます。二人暮らしなら20cm、一人なら15cmで足ります。
- はじめから油をならしてある物を選ぶと、届いたその日から使えます。
- 家のコンロの五徳に載るか確かめてください。底が平らな物のほうが安定します。
使い方と手入れ
使い方
- 使う前に中火で2分ほど空焼きし、煙が立つ手前まで温めてから油をひきます。
- 肉は室温に戻してから置き、置いたら1分は動かしません。焼き色が付くと自然に離れます。
- 食卓に出すときは必ず鍋敷きを使います。持ち手も熱いので、布をかけてください。
手入れ
- 洗剤は控えめにして、お湯とたわしで洗います。こびりつきは湯を張って火にかけると浮きます。
- 洗ったら火にかけて水気を完全に飛ばします。濡れたままだと錆びます。
- 乾いたら薄く油を塗って新聞紙に包み、湿気の少ない所へしまいます。
よく聞かれること
洗剤は使ってはいけませんか
使っても構いませんが、量は控えめに。落としすぎると油の膜が減ります。洗ったあとに火で乾かして薄く油を塗れば、膜はすぐ戻ります。
食材がくっついてしまいます
温度が足りません。中火で2分ほど温め、油を入れてさらに30秒待ってから食材を置いてください。置いたあとに動かさないのも大事です。
IHでも使えますか
底が平らな物なら使えます。ただし急に強くすると割れることがあるので、中火から始めてください。鋳物は温まるまで時間がかかります。