土鍋|選び方と長持ちさせる手入れ
土鍋は、粘土を焼いて作った厚手の鍋です。大きさと型の選び方、初めて使う前の目止め、割らずに長く使うための手入れをお話しします。
店先のやりとり
常連さん
土鍋にひびが入りました
店主
細いひびなら目止めをやり直すとふさがることがあります。水が漏れるようなら替え時です。
店主のひとこと外側を拭いてから火にかける。割れる原因の多くはこれです。
どんな道具か
土鍋は、粘土を成形して高温で焼いた鍋です。温まるまで時間がかかるかわりに冷めにくく、鍋物や炊飯のようにじっくり火を入れる料理に向きます。
種類と違い
- {"name": "浅型の鍋物用", "note": "口が広く、具を並べやすい。寄せ鍋やすき焼きに向きます。"}
- {"name": "深型の炊飯用", "note": "蓋が二重の物が多く、吹きこぼれにくい形です。"}
- {"name": "一人用の小鍋", "note": "直径18cm前後。湯豆腐や一人鍋にちょうどよい大きさです。"}
- {"name": "IH対応型", "note": "底に金属板が入っています。直火専用の物とは別です。"}
- {"name": "耐熱陶器の鍋", "note": "土鍋より軽く割れにくい。急な温度変化にも比較的強いです。"}
選び方
- 人数で大きさを決めます。二人なら直径24cm、四人なら27cmが目安です。
- 家のコンロがIHか直火かを先に確かめます。直火用をIHに載せても温まりません。
- 蓋の重さを持って確かめます。重い蓋のほうが蒸気がこもり、炊飯がうまくいきます。
- 持ち手の大きさを見てください。鍋つかみをした手で持てるかが分かれ目です。
使い方と手入れ
使い方
- 初めて使う前に目止めをします。八分目まで水を入れ、ご飯を大さじ2入れて弱火で30分煮てください。
- 火にかけるときは必ず外側を拭いて乾かします。濡れたまま火にかけると割れます。
- 空焚きはしません。中身を入れてから、弱火で温め始めてください。
手入れ
- 使ったらその日のうちに洗います。中に残したままにすると、においが染みます。
- 洗剤は控えめに。土が吸うので、においの強い洗剤は避けてください。
- 完全に乾かしてからしまいます。湿ったまましまうと、かびが出ます。
よく聞かれること
目止めは毎回必要ですか
買ったときと、しばらく使わなかったあとで十分です。水が染みるようになったら、もう一度やってください。ご飯の代わりに小麦粉でもできます。
急に冷やしてはいけませんか
熱い鍋に水をかけると割れます。使い終わったら、粗熱が取れるまで置いてから洗ってください。濡れ布巾の上に直接置くのも避けます。
においが染みてしまいました
水を八分目まで入れ、茶殻を一つかみ入れて20分煮てください。それでも残るときは、米のとぎ汁で同じように煮ると和らぎます。