コーヒーキャニスター|選び方と長持ちさせる手入れ
コーヒーキャニスターは、豆や粉を入れておく保存の入れ物です。どんな種類があるか、選ぶときに見るところ、使い方と手入れまで、店先でお話しするつもりで書きました。
店先のやりとり
常連さん
袋のまま置いておくのではだめですか。
店主
口を閉じれば数日はもちます。ただ空気が入りますから、二週間かけて飲むなら入れ物に移すほうがよいですよ。
店主のひとこと二週間で使い切る大きさ。これが選ぶときの目安です。
どんな道具か
コーヒーキャニスターは、豆や粉を空気と光から守って入れておく容器のことです。香りが抜けるのを遅らせるための道具ですから、ふたの閉まり具合が何より大事ですよ。
種類と違い
- ガラス製。中身が見えて残りが分かりますが、光を通すので暗い場所に置きます。
- 陶器製。光を通さず、温度も変わりにくいのが持ち味です。重さはあります。
- ステンレス製。丈夫で光も通しません。においが移りにくく、長く使えます。
- ふたにパッキンの付いたもの。密閉の力が強く、粉を入れるならこれが安心です。
- 空気を抜く弁の付いたもの。いった直後の豆から出るガスを逃がせます。
選び方
- 二週間で使い切る量が入る大きさにします。大きすぎると中の空気が余って香りが抜けます。
- ふたを閉めて逆さにし、すき間がないか見ます。ここがゆるい物は選びません。
- 口が広いかどうか。スプーンがすっと入る口なら、出し入れも洗うのも楽です。
- 置き場所に合う高さか。棚の中に入る高さだと、光を避けられます。
使い方と手入れ
使い方
- 豆のまま入れます。粉にすると面が増えて、香りが早く抜けてしまいます。
- 入れる前に中をよく乾かします。水気が残ると豆が湿って風味が落ちます。
- 台所でも、コンロや窓ぎわは避けます。棚の中の暗くて涼しい場所が向いています。
手入れ
- 中身を使い切るたびに、ぬるま湯で洗って完全に乾かします。
- パッキンは外して洗います。付けたままだと、すき間に粉が残ります。
- 洗剤の香りが強いものは避けます。においが移ると豆の香りが分からなくなります。
よく聞かれること
冷蔵庫や冷凍庫に入れてもよいですか。
出し入れのたびに水滴がつくので、冷蔵庫はすすめません。一か月以上置くなら、小分けにして冷凍庫へ入れ、使うときは常温に戻してから開けてください。
粉を入れるときの注意はありますか。
粉は香りが抜けるのが早いので、一週間で使い切る量にしてください。パッキン付きのふたを選び、スプーンは乾いたものを使うと湿りません。
どのくらいで買い替えますか。
本体が割れなければ長く使えます。買い替えの目安はパッキンで、かたくなったり縁がゆがんだりしたら、その部分だけ取り替えられる品だと助かりますよ。