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ドリッパー|選び方と長持ちさせる手入れ

ドリッパーは、コーヒーの粉に湯を通して抽出する道具です。形と穴の数による違い、選び方、使い方と手入れのしかたまで、店先の目線でまとめました。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

形が色々あって、どれを買えばよいですか。

店主

まずは平底で穴の多いものが無難ですよ。注ぎ方の差が出にくいので、いつも同じ味になります。

店主のひとこと先に湯で温める。それだけで一杯が変わります。

どんな道具か

ドリッパーは、紙や金属のこし器を受けて、粉に注いだ湯をカップへ落とす道具です。形と穴の数で湯の落ちる速さが変わり、それがそのまま味の濃さと後味の違いになります。

種類と違い

  • 底に穴が一つの円すい形。湯が通る道が長く、注ぎ方で味を作れます。
  • 底が平らで穴が三つのもの。湯がたまる時間が長く、安定した味になります。
  • 底が平らで穴が一つのもの。ゆっくり落ちて、こくが出やすいです。
  • 波形の紙を使う平底のもの。湯が均一に回り、失敗が少ないです。
  • 紙を使わない金属のもの。油分が通って、とろりとした口当たりになります。

選び方

  • まず何杯いれるかで大きさを決めてください。一、二杯用と、三、四杯用で別ものです。
  • 材質を見ます。陶器は温まりにくい代わりに冷めにくく、樹脂は軽くて割れません。
  • 紙が手に入りやすい形かどうか。特殊な形だと、紙の買い足しに困ります。
  • 穴の数を確かめます。安定した味がほしいなら穴の多い平底、味を作りたいなら円すい形です。

使い方と手入れ

使い方

  • 先にドリッパーとカップに湯を回して温め、紙も湯で湿らせて紙のにおいを流します。
  • 粉を平らにならし、中心から小さく円を描いて、二、三回に分けて注ぎます。
  • 落ちきる前に外します。最後まで落とすと、苦みが混じります。

手入れ

  • 使うたびに湯で流し、粉のかすを残さないようにします。油分が残ると古いにおいが出ます。
  • 金属のものは、月に一度ほどぬるま湯に浸けて目詰まりを取ります。
  • よく乾かしてからしまいます。濡れたまま重ねると、においがこもります。

よく聞かれること

円すい形と平底、味はどう違いますか。

円すい形は湯が中心に集まって早く落ち、すっきりします。平底は湯がたまる時間が長く、こくが出ます。注ぎ方の差が出にくいのは平底です。

紙は湯で湿らせるべきですか。

湿らせてください。紙のにおいが流れ、ドリッパーも温まります。湿らせた湯はカップにたまりますので、注ぐ前に必ず捨てます。

金属のこし器は紙より良いですか。

良し悪しではなく、味の違いです。金属は油分が通ってとろりとし、紙はすっきりします。金属は目詰まりしますので、こまめに洗ってください。