子ども包丁|選び方と長持ちさせる手入れ
子ども包丁は、手を切りにくいように作られた小さめの包丁です。種類の違い、選び方、使い方と手入れまで、台所に立ち始めた子に渡す前提でまとめました。
店先のやりとり
常連さん
何歳から持たせていいですか。
店主
刃の付いていないものなら4歳くらいから。まずは横に立って、一緒に持つところからですよ。
店主のひとこと台の下にぬれぶきん。これだけで事故が減ります。
どんな道具か
子ども包丁は、刃先を丸めたり刃の付け方を控えめにしたりして、小さい手でも扱いやすく作られた包丁のことです。先に切る台と場所を決めてから渡すと、落ち着いて練習できますよ。
種類と違い
- 刃を付けていないもの。3歳から5歳の練習用で、やわらかい物だけ切れます。
- 刃先を丸めたもの。小学校の低学年向けで、押し切りの練習に向きます。
- 片側だけ刃を付けたもの。力の弱い手でも切りやすいのが持ち味です。
- 柄が太く短いもの。手が小さいうちは、これが一番握りやすいです。
- ステンレスのもの。さびにくく、手入れが続きやすいです。
選び方
- 柄を握らせて、指が余らないか確かめます。余る大きさは危ないです。
- 刃の長さは、子どもの手のひらより少し長いくらいが目安です。
- 重さを確かめます。軽すぎると刃が滑り、重すぎると支えられません。
- 刃の背が厚く、指を置ける形になっているものを選びます。
使い方と手入れ
使い方
- 先に切る台の下にぬれぶきんを敷きます。台が動かないだけで安全さが変わります。
- 猫の手を教えます。押さえる指の第一関節を曲げて、爪を隠す形です。
- 最初はきゅうりやバナナのような、やわらかくて転がらないものから始めます。
手入れ
- 使ったらすぐ洗い、乾いた布で水気を取ります。ぬれたまま置かないでください。
- 刃の切れが落ちたら、大人が研ぎます。切れない刃のほうが力が入って危ないです。
- しまう場所は決めておきます。引き出しに裸で入れず、さやか布に包んでください。
よく聞かれること
最初は何を切らせればよいですか。
きゅうり、バナナ、ゆでたにんじんのような、やわらかくて転がりにくいものが向いています。丸い物は先に半分に切って、平らな面を下にしてください。
普通の包丁はいつから使えますか。
力の入れ方と猫の手が身についてからが目安です。小学校の中学年あたりで移る家が多いようですが、決まりはありません。横で見ていられるときに試してください。
研ぎは必要ですか。
必要です。切れない包丁は力を入れて押すので、かえって滑ります。月に一度、大人が砥石か簡易な研ぎ器で整えてください。