木のまな板|選び方と長持ちさせる手入れ
木のまな板は、包丁が当たっても刃を傷めにくい板です。材の違い、選ぶときに見るところ、使い方と手入れの目安を、うちのやり方とあわせてまとめました。
店先のやりとり
常連さん
木のまな板は手入れが大変ですよね。
店主
立てて乾かす。これだけですよ。平らに置いておくと、裏から黒ずんできます。
店主のひとこと使う前に水でぬらす。においがつきません。
どんな道具か
木のまな板は、木を切り出して平らにした調理台の板です。刃の当たりがやわらかく、包丁が長もちしますが、乾かし方を守らないと黒ずみやにおいが出ます。
種類と違い
- ひのきのもの。軽くて水切れがよく、香りが穏やかです。
- いちょうのもの。刃当たりがやわらかく、反りが出にくいのが持ち味です。
- ひばのもの。水に強く、黒ずみが出にくいとされます。
- 桐のもの。とても軽く、扱いは楽ですが傷がつきやすいです。
- 木を貼り合わせたもの。値が手ごろで、反りが出にくく作られています。
選び方
- 厚みを見てください。2cm以上あると反りが出にくく、削り直しもできます。
- 大きさは流しに入る寸法で。洗えない大きさを買うと、続きません。
- 木目がまっすぐ通ったものを選びます。目が乱れたものは割れが出やすいです。
- 重さを持って確かめてください。重いほど安定しますが、洗うのは大変になります。
使い方と手入れ
使い方
- 使う前に、全体を水でぬらしてから布で拭きます。においも色もつきにくくなります。
- 魚や肉を切ったら、そのつど洗ってください。野菜と同じ面で続けないことです。
- 下に湿らせたふきんを敷くと、板が動かず安全に切れます。
手入れ
- 洗ったら立てて乾かします。平らに置くと、裏側が乾かず黒ずみます。
- 熱い湯をいきなりかけないでください。たんぱく質が固まって取れにくくなります。
- 黒ずんだら、粗い紙やすりで軽く削るか、削り直しを店に頼んでください。
よく聞かれること
どれくらいもちますか。
毎日使って5年から10年が目安です。厚みがあれば削り直して使い続けられます。反りや割れが出たときが替えどきになります。
黒ずみが取れません。
粗い紙やすりで軽く削ってください。それでも残るなら、削り直しを頼む手もあります。漂白剤は木を傷めますので、うちでは使いません。
樹脂のものとどちらがよいですか。
刃当たりと切り心地は木、手入れの楽さは樹脂です。肉と魚は樹脂、野菜は木と、二枚を使い分けている家も多いですよ。