ホーロー容器|選び方と長持ちさせる手入れ
ホーロー容器は、金属にガラスの釉薬を焼きつけた入れ物です。種類の違い、選ぶときに見る点、使い方と手入れまで、店先の目線でまとめました。
店先のやりとり
常連さん
においが気になる入れ物が多くて。
店主
ホーローなら移りにくいですよ。漬物やみそを入れるなら、これが扱いやすいと思います。
店主のひとこと電子レンジには入れない。それだけ覚えてください。
どんな道具か
ホーロー容器は、鉄やアルミの地にガラスの釉薬を焼きつけた保存用の入れ物です。においが移りにくく、酸や塩にも強いので、漬物や下ごしらえの保存に向いています。
種類と違い
- 浅い角型は、下ごしらえした物を平らに寝かせるのに向きます。
- 深い角型は、汁気のある煮物や漬物に向きます。
- 丸型は、汁物を移すときに注ぎやすい形です。
- 取っ手付きの物は、そのまま火にかけられる作りの物もあります。表示を確かめてください。
- ふたが木の物は、見た目が落ち着きます。ふただけは水につけないでください。
- ふたが密閉できる物は、汁がこぼれにくく、持ち運びに向きます。
選び方
- 使う量に合わせて大きさを選びます。二人分なら500ml前後が使いやすいです。
- 直火に使えるか、表示を確かめます。使える物と使えない物があります。
- ふちの釉薬が欠けていないか見ます。欠けるとそこからさびてきます。
- ふたの形を見ます。重ねてしまう予定なら、平らなふたの物が収まります。
使い方と手入れ
使い方
- 直火に使える物は、から焼きをしないこと。中身を入れてから火にかけます。
- 熱い容器を急に水につけないでください。急に冷やすと釉薬が割れます。
- 電子レンジには入れません。金属の地が入っているためです。
手入れ
- 焦げついたら、水を張って弱火で5分温め、冷ましてから木べらでこすります。
- 金属のたわしは使いません。傷から地の金属が出て、さびの元になります。
- 洗ったらよく乾かしてからしまいます。ふちに水が残るとさびます。
よく聞かれること
電子レンジで使えますか。
使えません。地が金属なので、火花が出ることがあります。温め直すときは皿に移すか、直火に使える物なら弱火で温めてください。
欠けてしまったら捨てますか。
ふちの小さな欠けなら、そこがさびないよう、洗ったあとよく乾かして使い続けられます。中に広く欠けが出たら、食品を入れるのはやめておくほうが安心です。
漬物を入れても大丈夫ですか。
向いています。酸や塩に強く、においも移りにくいです。ふたが木の物は、汁がしみることがあるので、間に紙を挟むと長くもちます。