294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム作り方 › ゆずジャム

ゆずジャムの作り方|材料・手順・店主のコツ

ゆずジャムは、皮と果汁と砂糖だけで作る保存食です。作り方は煮るだけですが、皮の苦みをどこまで残すかで味が変わります。先に保存瓶を煮沸して乾かしておいてください。

調理時間の目安 50分分量 2人分(作りやすい分量・小瓶2本)難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

苦いのが苦手なのですが。

店主

ゆでこぼしを3回に増やしてください。白い部分を多めに削るのも効きます。香りは残りますよ。

店主のひとこと瓶は先に煮沸。これだけは省かないでください。

材料(2人分(作りやすい分量・小瓶2本))

ゆず 皮が厚く、傷の少ないものを4個(正味400g)
砂糖 皮と果汁の重さの6割が目安240g
煮るときに使います200ml
ゆずの種 お茶パックに入れてとろみづけに使います全量
下ゆで用の水 鍋いっぱいに沸かします適量
ゆずの表面を洗うために使います小さじ1
レモン汁 なくても構いません小さじ1

作り方

  1. 先に保存瓶を煮沸し、逆さにして乾かしておきます。乾いた瓶に詰めるとかびにくくなります。
  2. ゆずを塩でこすって洗い、半分に切って果汁を絞ります。種は捨てずにお茶パックへ入れておきます。
  3. 皮の白い部分を少し削り、細いせん切りにします。白い部分を残すほど苦みが出ます。好みで加減してください。
  4. 皮をたっぷりの水で3分ゆでてこぼします。これを2回くり返します。ゆでこぼすと苦みが和らぎます。
  5. 鍋に皮、果汁、水、砂糖、種の袋を入れ、中火で15分煮ます。あくが出たら取ると、色がきれいに残ります。
  6. とろみがついたら種の袋を出し、熱いうちに瓶へ詰めます。冷めるとかたくなるので、少しゆるめで火を止めます。

店主のコツ

  • 買い物:皮を使うので、表面に傷の少ないものを選びます。大きさより皮の厚みを見てください。
  • 火加減:中火を保ちます。強火だと底が焦げて、苦みが出てしまいます。
  • 味の調整:砂糖は6割が目安です。甘さを減らすほど日もちも短くなるので、そのぶん早めに使ってください。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で2〜3週間が目安です。清潔なスプーンで取ってください。
冷凍小分けにして冷凍で3か月が目安です。
温め直し冷たいまま使えます。かたければ湯せんで軽く温めるとのびます。

味を変えてみる

  • はちみつを大さじ1加えると、角が取れてやわらかい甘さになります。
  • 湯で割ると、冬のあたたかい飲み物になります。
  • 鶏肉を焼いたあとのフライパンに入れて、たれとしても使えます。

ゆずの皮はビタミンCを含みます。砂糖を多く使うので、一度に使う量は控えめにどうぞ。

よく聞かれること

種はなぜ使うのですか。

種のまわりにとろみのもとがあります。袋に入れて一緒に煮ると自然にとろみがつき、煮詰めすぎずに済みます。煮終わったら取り出してください。

とろみがつきません。

冷めるとかたくなるので、鍋の中では少しゆるいくらいで止めます。冷やしても流れるようなら、弱めの中火で5分だけ追加してください。

青ゆずでも作れますか。

作れます。香りが鋭く、苦みは強めに出ます。ゆでこぼしを1回増やして、砂糖をやや多めにするとまとまります。