梅シロップの作り方|材料・手順・店主のコツ
梅シロップの作り方は、びんに詰めて待つだけです。仕込みの時期と氷砂糖の量、毎日の手入れをまとめました。夏のはじめに仕込んでおくと、暑い盛りに助かります。
調理時間の目安 30分分量 2人分難しさ かんたん
店先のやりとり
常連さん
泡が出てきました。
店主
発酵が始まっています。梅を取り出して汁だけ弱火で加熱し、冷まして戻してください。
店主のひとこと水気をふききることが、失敗しない近道です。
材料(2人分)
| 青梅 傷のない固いもの。六月に出る | 1kg |
|---|---|
| 氷砂糖 梅と同量。ゆっくり溶ける | 1kg |
| 酢 発酵を抑える。なくても可 | 大さじ2 |
| 保存びん 熱湯をかけて完全に乾かす | 1個(4リットル) |
| 竹串 へた取り用 | 1本 |
| 清潔な布 梅をふく用 | 1枚 |
作り方
- 先にびんに熱湯をかけ、完全に乾かします。水気が残るとかびの元です。乾ききるまで置きます。ここが仕上がりを分けます。
- 梅を水に一時間つけて洗い、布で一粒ずつ水気をふきます。水が一滴でも残ると、発酵や濁りの元になります。
- 竹串でへたを取り除きます。黒い部分を残すと、えぐみが出ます。串の先で軽く押し上げると、きれいに取れます。
- びんに梅と氷砂糖を交互に重ね、いちばん上を氷砂糖にします。上を砂糖にすると、梅が空気に触れにくくなります。
- 酢を回しかけて蓋をし、涼しい所に置きます。一日一回びんを回します。回すと砂糖が均等に溶け、梅が汁に浸かります。
- 十日から二週間で砂糖が溶けきれば仕上がりです。梅を取り出します。長く漬けすぎると、梅から渋みが出てきます。
店主のコツ
- 買い物では、固くて傷のない青梅を選びます。黄色くなったものは香りは強いのですが、崩れやすくなります。
- 火は使いませんが、置き場所の温度が要です。直射日光の当たらない、涼しい所に置いてください。
- 味の調整は飲むときです。四倍から五倍に薄めるのが目安で、炭酸水なら四倍が飲みやすくなります。
しまうとき・作り置き
| 冷蔵 | 梅を取り出したあと、清潔なびんに移して冷蔵六か月が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 小分けにして冷凍一年。凍らせると氷菓子にもなります。 |
| 温め直し | 温める必要はありません。冬はお湯で割ると香りが立ちます。 |
味を変えてみる
- 冷凍梅で。一度凍らせた梅を使うと、五日ほどで早く仕上がります。
- はちみつで。氷砂糖の半量をはちみつにすると、まろやかになります。
- しょうが入り。薄切りのしょうが30gを一緒に漬けると、後味が締まります。
よく聞かれること
砂糖が溶けきりません
びんを一日に二、三回回してください。底にたまった砂糖が動きます。梅が汁から出ているときも溶けにくいので、上下を入れ替えるようにゆすります。
取り出した梅はどうしますか
そのまま食べられます。種を取ってつぶし、ジャムにすれば無駄がありません。弱火で十分煮て、砂糖を好みで足してください。冷蔵二週間が目安です。
青梅が手に入らないときは
冷凍の梅が売られていれば使えます。凍ったまま漬ければ、細胞が壊れているぶん早く汁が出ます。仕上がりは五日ほど、香りは少し穏やかになります。