294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム作り方 › 鶏塩鍋

鶏塩鍋の作り方|材料・手順・店主のコツ

鶏塩鍋の作り方です。しょうゆを使わない分、鶏のうまみと塩加減がそのまま味になります。二人分の分量と、だしを濁らせない手順をまとめました。

調理時間の目安 35分分量 2人分難しさ かんたん

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

塩だけで味が決まりますか。

店主

決まりますよ。鶏からだしが出ますから。にんにくを一かけ入れると、なお深くなります。

店主のひとこと塩は少しずつ。入れすぎは戻せません。

材料(2人分)

鶏もも肉 一口大に切ります。皮付きのままでこくが出ます。300g
鶏手羽中 だしが出ます。なくても作れます。6本
白菜 軸と葉に分けて切ります。4分の1株(約400g)
長ねぎ 斜め切りにします。1本
豆腐 うちでは木綿を使います。半丁(150g)
こんぶを1枚入れて30分おきます。900ml
こんぶ 水に30分つけてから火にかけます。5cm角1枚
鶏の香りが和らぎます。大さじ3
味を見ながら少しずつ足します。小さじ1と2分の1
にんにく 薄切り。香りの土台になります。1かけ
青ねぎ 小口切り。仕上げに。3本
ごま油 仕上げに数滴。好みで。小さじ1

作り方

  1. 先に水にこんぶを30分つけておきます。その間に鶏肉と野菜を切ります。水出しにすると、こんぶの香りが穏やかに出ます。
  2. 鍋を中火にかけ、沸く直前でこんぶを取り出します。酒とにんにくを加えます。こんぶは沸かすとぬめりが出ます。直前で取り出してください。
  3. 鶏手羽中と鶏もも肉を入れ、あくを取りながら中火で12分煮ます。あくを取ると、澄んだ汁になります。
  4. 塩を小さじ1入れて味を見ます。足りなければ少しずつ足してください。塩は一度に入れないこと。戻せません。
  5. 白菜の軸、長ねぎ、豆腐を入れて5分。白菜の葉を加えて3分煮ます。固いものから順に入れると、火の通りがそろいます。
  6. 鶏肉の中心まで火が通っているか確かめ、青ねぎとごま油で仕上げます。切ったときに赤みがないことを確かめてください。

店主のコツ

  • 買い物:手羽中があるとだしが濃く出ます。もも肉だけなら、量を100g増やしてください。
  • 火加減:沸騰させ続けないこと。ふつふつする程度だと、汁が濁りません。
  • 味の調整:塩は少しずつ。一度に入れると戻せません。こしょうを足すと味が締まります。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で2日が目安です。汁ごと入れ物に移してください。
冷凍汁と鶏肉だけなら冷凍で3週間が目安。野菜は食感が変わります。
温め直し鍋に移して弱火で5分。中心まで温め直してからいただいてください。

味を変えてみる

  • レモンを1切れ添えると、後味がすっきりします。
  • 締めに中華麺を入れると、塩ラーメンのような一杯になります。
  • ゆずこしょうを添えると、味が引き締まります。

鶏肉はたんぱく質を含みます。塩で味を決める分、入れすぎに気をつけてください。

よく聞かれること

こんぶがなくても作れますか。

作れます。鶏からしっかりだしが出ます。手羽中を加えると、こんぶなしでも十分なうまみになります。にんにくを一かけ入れると香りが立ちます。

汁が濁ってしまいます。

沸騰させ続けているためです。あくを取りながら、ふつふつする程度の火加減を保ってください。こんぶも沸く直前で取り出します。

締めは何が合いますか。

中華麺が合います。別ゆでして加えると汁が濁りません。ご飯を入れて雑炊にする場合は、溶き卵を中心まで火を通してからいただいてください。