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せり鍋の作り方|材料・手順・店主のコツ

せり鍋のレシピです。根まで使うのが土地の食べ方で、香りと歯ごたえが持ち味になります。せりの洗い方、入れどき、だしの割合まで二人分でまとめました。

調理時間の目安 30分分量 2人分難しさ かんたん

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

根まで食べられるのですか。

店主

根が一番香りますよ。土をよく洗って、先に1分だけ煮てみてください。驚かれると思います。

店主のひとこと根を先に1分、葉は30秒。それ以上煮ないでください。

材料(2人分)

せり 根を切り落とさず、土をよく洗い落として使います。2束(約200g)
鶏もも肉 3cm角に切ります。中心まで火を通してください。200g
ごぼう ささがきにして水に3分さらします。1/2本(約80g)
長ねぎ 斜め切りにします。1本(約100g)
だし 昆布と削り節で取ります。700ml
しょうゆ 薄口だとせりの色が残ります。大さじ3
みりん 先に煮切ります。大さじ2
鶏肉の臭みを抑えます。大さじ2

作り方

  1. 先にせりの根を水に10分つけて、土をよく落とします。これを先にすませてください。根に土が残ると、鍋全体がざらつきます。
  2. 鍋にだし、しょうゆ、みりん、酒を入れて煮立て、鶏肉とごぼうを弱火で10分煮ます。鶏肉は中心まで色が変わるまで煮てください。
  3. ねぎを加えて3分煮ます。汁の味を見て、薄ければしょうゆを小さじ1ずつ足します。せりを入れる前に味を決めます。あとからは調えにくいです。
  4. せりの根を先に入れて1分、葉と茎を加えて30秒でさっと火を通します。根のほうが火が通りにくいので、先に入れます。
  5. せりの色が鮮やかになったら、すぐに取り分けます。煮続けないでください。煮すぎると香りが飛び、しゃきしゃき感もなくなります。

店主のコツ

  • 買い物:根の付いたせりを選びます。根が太く白いものほど香りが出ます。
  • 火加減:具は弱火でじっくり、せりだけ最後にさっと。この使い分けが要です。
  • 味の調整:せりの香りを立てたいなら、薄口しょうゆで色を薄く仕上げてください。

しまうとき・作り置き

冷蔵汁と鶏肉は冷蔵で2日が目安です。せりは都度入れてください。
冷凍汁と鶏肉のみ冷凍で3週間が目安です。
温め直し汁を温め直してから、新しいせりを入れて30秒で仕上げます。

味を変えてみる

  • 締めに中華麺を入れると、香りのよい一杯になります。
  • 鶏肉をきりたんぽに替えると、食べごたえが出ます。
  • きのこを加えると、だしに深みが出ます。

せりは香りの強い野菜で、食物繊維を含みます。鶏肉のたんぱく質と合わせた鍋です。

よく聞かれること

せりの洗い方を教えてください。

根を水に10分つけて土をふやかし、流水の中で指で開きながら洗ってください。太い根は縦に切れ目を入れると、間の土まで落ちます。ここを丁寧にやると仕上がりが違います。

せりが手に入らないときは。

三つ葉やクレソンで近い香りが出ます。どちらも最後にさっと火を通すだけにしてください。ただし根まで食べる持ち味は、せりならではのものです。