パネットーネの作り方|材料・手順・店主のコツ
パネットーネは、干した果物を混ぜて焼く、冬の背の高いパンです。作り方を家のオーブンでできる形に直しました。生地の休ませ方と焼き時間を、二人分でご案内します。
調理時間の目安 180分分量 2人分(直径12cmの型1台)難しさ 手間あり
店先のやりとり
常連さん
背が高く焼けません。どうしてでしょう。
店主
二度目の休ませが足りないのかもしれませんよ。型の八分目まで上がるまで待ってみてください。
店主のひとことバターは三回に分けて。ここだけは急がないでください。
材料(2人分(直径12cmの型1台))
| 強力粉 ふるっておきます。粉は新しいものを選んでください。 | 200g |
|---|---|
| 砂糖 上白糖で結構です。 | 40g |
| 塩 入れ忘れると味がぼやけます。 | 3g |
| ドライイースト 袋の日付を見てください。古いとふくらみません。 | 4g |
| 牛乳 人肌に温めておきます。熱すぎると発酵がとまります。 | 80ml |
| 卵 室温に戻しておきます。 | 1個(Mサイズ) |
| バター やわらかくしておきます。溶かさないでください。 | 50g |
| レーズン ぬるま湯に10分つけて、水気をふきます。 | 60g |
| オレンジの皮の砂糖漬け 5mm角に刻みます。 | 40g |
| はちみつ 香りと焼き色のために少しだけ。 | 小さじ1 |
作り方
- 先にレーズンをぬるま湯に10分つけます。その間に粉をふるい、牛乳を人肌に温めます。干した果物が乾いたままだと、生地の水分を吸ってしまいます。
- 粉、砂糖、塩、イーストを混ぜ、牛乳と卵を入れて5分こねます。ひとまとまりにします。最初はべたつきますが、こねるうちにまとまります。粉を足さないでください。
- バターを三回に分けて加え、そのつど5分こねます。つやが出るまで続けます。一度に入れると生地が分かれます。少しずつが近道です。
- 水気をふいたレーズンと皮を混ぜ、丸めて30度で60分休ませます。二倍になれば十分です。寒い日は湯を張ったボウルの上に置くとよく進みます。
- ガスを抜いて丸め直し、型に入れてさらに40分休ませます。型の八分目まで上がれば次へ。ここで急ぐと、焼いたときに横に割れます。
- 180度のオーブンで30分焼きます。竹串を刺して何もついてこなければ出来上がりです。途中で色が濃くなったら、アルミ箔をかぶせてください。
店主のコツ
- 買い物:イーストは小さい袋を買って、開けたら冷蔵庫へ。古いものはふくらみません。
- 火加減:180度で30分。上の色が早くついたら、アルミ箔をかぶせて中まで焼きます。
- 味の調整:甘みが強いと感じたら、砂糖を30gに減らします。塩は減らさないでください。
しまうとき・作り置き
| 冷蔵 | 乾きやすいので冷蔵には向きません。常温で包んで3日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 切り分けて一切れずつ包み、冷凍で3週間が目安です。 |
| 温め直し | 凍ったまま160度のオーブンで10分。表面がさくりとしたら出来上がりです。 |
味を変えてみる
- レーズンを干しいちじくや干しあんずに替えても作れます。刻んで同じ重さで。
- オレンジの皮をレモンの皮に替えると、すっきりした香りになります。
- 刻んだくるみを30g混ぜると、歯ごたえが出ます。
よく聞かれること
専用の紙型がないと作れませんか。
作れます。底の抜けない丸型に、オーブン用の紙を高めに立てて敷いてください。生地が上へ伸びる分の壁があれば十分です。
こねる機械がなくてもできますか。
できます。手でこねる場合は合計で20分ほどみてください。台に押しつけて伸ばし、折りたたむ動きをくり返すと、つやが出てきます。
焼き上がりの見分け方は。
竹串を中心まで刺して、生の生地がついてこなければ焼けています。上だけ色が濃くて中が生のことがあるので、必ず串で確かめてください。