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キスの天ぷらの作り方|材料・手順・店主のコツ

キスの天ぷらは、身がやわらかく、揚げ時間の短い天ぷらです。開いたものを買えば下ごしらえはほとんどいりません。二人分で、衣の作り方と油の温度の目安をまとめました。

調理時間の目安 30分分量 2人分難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

衣がすぐはがれてしまうんですが。

店主

水気が残っていませんか。紙でよく押さえて、薄く粉をふってから衣をつけてみてください。

店主のひとこと水気を拭く。天ぷらはここで八割決まります。

材料(2人分)

キス(開いたもの) 背開きにしてある売り場のものが楽です6尾
薄力粉 衣用。ふるっておきます60g
打ち粉用の薄力粉 身に薄くまぶします大さじ2
冷水 氷水にして冷たいまま使います100ml
冷水と合わせて溶きます1/2個
揚げ油 米油やなたね油で鍋に3cm深さ
つけ塩にします小さじ1/4
大根おろし 水気を軽く切って添えます100g
めんつゆ 表示どおりに薄めます大さじ3

作り方

  1. 先に魚の水気を紙で押さえます。ここが甘いと衣がはがれて油がはねます。水気取りが一番の下ごしらえです。
  2. 身に薄力粉を薄くまぶし、余分ははたき落とします。白く残るほどはつけません。打ち粉が衣のつなぎになります。
  3. 冷水と溶き卵を混ぜ、薄力粉を加えてさっくり混ぜます。粉が少し残る程度で止めます。混ぜすぎると衣が重くなります。
  4. 油を百七十度に熱し、衣をつけた魚を尾から静かに入れ、二分ほど揚げます。衣を落として中ほどで浮けば適温です。
  5. 泡が小さくなり、身が白く中心まで火が通ったら引き上げ、網で油を切ります。厚い部分を一つ割って確かめます。
  6. 塩と、大根おろしを入れた天つゆを添えて出来上がりです。熱いうちにどうぞ。皿に重ねると衣がしけます。

店主のコツ

  • 買い物:身が透き通って張りのあるものを。開いたものが手に入らなければ、店で開いてもらえます。
  • 火加減:百七十度を保ちます。低いと衣が油を吸い、高いと中心まで火が通る前に色づきます。
  • 味の調整:まず塩だけで一尾。物足りなければ天つゆに大根おろしを足してください。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で翌日まで。衣がしけるので、その日のうちが一番です。
冷凍揚げたものを一尾ずつ包んで冷凍で二週間ほど。
温め直し凍ったままトースターで五分ほど。中心まで熱くなってから出してください。

味を変えてみる

  • 青じそを一枚はさんで揚げると、香りが立ちます。
  • 衣に青のりを小さじ一杯混ぜると、磯の香りが加わります。
  • 残ったものは天丼に。温かいつゆをかけ、ご飯にのせてください。

白身魚でたんぱく質を含み、揚げ油の分の脂質が加わります。

よく聞かれること

油の温度計がありません。

衣を一滴落として、鍋の中ほどまで沈んですぐ浮けば百七十度くらいです。底まで沈めば低く、表面で散れば高すぎます。目安にしてください。

何尾ずつ揚げればいいですか。

油の表面の半分までにとどめてください。一度にたくさん入れると温度が下がり、衣が油を吸います。二、三尾ずつが目安です。

冷凍のキスでも作れますか。

作れます。冷蔵庫で時間をかけて解凍し、出た水気をよく拭いてください。急いで常温にもどすと水が出て、衣がつきにくくなります。