柏餅の作り方|材料・手順・店主のコツ
柏餅は、上新粉の生地であんを包み、柏の葉でくるんだ端午の節句の菓子です。この柏餅の作り方は、蒸してついて包む、家庭でできる手順にまとめてあります。
調理時間の目安 50分分量 2人分(4個)難しさ 手間あり
店先のやりとり
常連さん
葉っぱは食べるものかい。
店主
食べません。香りを移すためのものですから、はずしてお餅だけどうぞ。包んだまま置くと乾きにくいという役もあるんですよ。
店主のひとこと熱いうちによく練る。翌日の固さが変わります。
材料(2人分(4個))
| 上新粉 うるち米の粉。だんご粉ではありません | 100g |
|---|---|
| 白玉粉 少し混ぜると固くなりにくいです | 20g |
| 砂糖 生地に少し入れると日もちします | 大さじ1(12g) |
| 熱湯 沸かしたてを使います | 110ml |
| こしあん 1個30gに丸めておきます | 120g |
| 柏の葉 塩漬けは水に20分つけて塩を抜きます | 4枚 |
| 打ち粉用の片栗粉 手にも付けて使います | 少々 |
作り方
- 先にあんを4等分して丸め、柏の葉を水につけて塩を抜いておきます。あとから慌てないための下ごしらえです。葉は水気をふいてから使います。
- 上新粉、白玉粉、砂糖をボウルで混ぜ、熱湯を少しずつ加えて木べらで混ぜます。熱湯でないと粉に火が入りません。やけどに気をつけて木べらで混ぜます。
- まとまったら手でこね、平たくして蒸気の上がった蒸し器で強火で十五分蒸します。平たくすると中心まで蒸気が届きます。厚いままだと生の粉が残ります。
- 熱いうちにぬらしたすりこぎでつき、なめらかになるまで五分ほど練ります。ここで練るほど、翌日も固くなりません。熱いので布巾を使ってください。
- 4等分して手のひらで楕円にのばし、あんをのせて二つ折りにして端を閉じます。手に片栗粉を薄く付けると張り付きません。
- 柏の葉ではさみ、蒸し器に戻して強火で五分蒸して仕上げます。この五分で表面がつやよく落ち着きます。粗熱を取ってから食べてください。
店主のコツ
- 買い物:上新粉とだんご粉は別ものです。だんご粉で作ると歯切れが変わるのが、よくある取り違えですよ。
- 火加減:蒸すのは強火で。蒸気が弱いと中心に生の粉が残り、口に粉っぽさが出ます。
- 味の調整:あんの甘さで決まります。生地の砂糖は大さじ1まで。入れすぎるとべたついて包みにくくなります。
しまうとき・作り置き
| 冷蔵 | 冷蔵は固くなるので向きません。常温で当日中が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 1個ずつ包んで冷凍2週間。 |
| 温め直し | 凍ったまま蒸し器で5分、または電子レンジ600Wで40秒温めます。 |
味を変えてみる
- こしあんをつぶあんに替えると、食感が残ります。
- みそあんにすると、塩気が効いて甘さが軽くなります。
- 生地によもぎを小さじ2混ぜると、香りのよい草餅風になります。
よく聞かれること
柏の葉はどこで買えますか。
春先に製菓材料の売り場や乾物の棚に、塩漬けのものが並びます。使う前に水に二十分つけて塩を抜き、水気をふいてから包んでください。
蒸し器がないときは。
耐熱の器に生地を平たく入れ、ふんわり包んで電子レンジ600Wで三分、混ぜてさらに二分加熱する方法があります。蒸したものより少し固くなりますが作れますよ。
翌日固くなってしまいます。
熱いうちに練る時間が足りないことが多いです。白玉粉を少し混ぜるのも効きます。固くなったものは、蒸し器で五分温めればやわらかさが戻りますよ。