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鴨せいろの作り方|材料・手順・店主のコツ

鴨せいろは、温かいつけ汁で冷たいそばをいただく食べ方です。鴨肉の火の通し方、ねぎの焼き方、つけ汁の割合、そばのゆで方まで、二人分の作り方でまとめました。

調理時間の目安 35分分量 2人分難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

鴨はどれくらい火を通せばよいですか。

店主

中心の赤みがなくなるまでです。弱火で四分を目安に、厚いところは一分ずつ足してください。

店主のひとことつけ汁は煮立てない。香りが命の一杯です。

材料(2人分)

そば(乾麺) 生麺なら二玉。太さは好みで構いません。180g
鴨肉(薄切り) 売り場にあるスライスで十分です。厚いものは薄く切ります。150g
長ねぎ 三センチに切ります。太いものが向きます。1本
だし 昆布とかつお節で取ったものです。400ml
しょうゆ大さじ3
みりん大さじ3
砂糖 好みで。甘めが好きな方は小さじ2に。小さじ1
サラダ油 ねぎを焼くとき用です。小さじ1
薬味用の白ねぎ 白髪ねぎにして添えます。少々
七味唐辛子 好みで。少々

作り方

  1. 先につけ汁を作ります。だし、しょうゆ、みりん、砂糖を鍋に入れて弱火で温めます。煮立てないこと。香りが飛びます。
  2. フライパンに油をひき、ねぎを中火で三分、焼き色がつくまで転がしながら焼きます。焼いたねぎの甘みが、つけ汁の味を決めます。
  3. 焼いたねぎをつけ汁に入れ、弱火で五分煮ます。汁に香りが移ります。ここで一度味を見てください。濃ければだしを大さじ2足します。
  4. 鴨肉を一枚ずつ入れ、弱火で四分。中心まで色が変わるまで火を通します。赤みが残らないように。厚いところは追加で一分煮てください。
  5. そばをたっぷりの湯で表示どおりにゆで、冷水でしめて水気をよく切ります。湯は二リットル以上。少ないと温度が下がって切れます。
  6. そばをざるに盛り、温かいつけ汁を椀に移し、白髪ねぎを添えて出来上がりです。つけ汁は熱いうちに。冷めると脂が固まります。

店主のコツ

  • 買い物:鴨は薄切りのものが扱いやすいです。厚い部位しかないときは、薄く切ってください。
  • 火加減:つけ汁は終始弱火。煮立てると香りが飛び、鴨もかたくなります。
  • 味の調整:つけ汁が濃ければだしを大さじ2ずつ足します。薄ければしょうゆを小さじ1ずつ。

しまうとき・作り置き

冷蔵つけ汁だけ冷蔵で二日が目安です。そばはその日のうちにどうぞ。
冷凍つけ汁は小分けにして冷凍で三週間が目安です。
温め直し小鍋で弱火で三分。鴨肉が入っているものは、中心まで温め直してください。

味を変えてみる

  • 鴨の代わりに鶏もも肉でも作れます。中心まで火を通してください。
  • 温かいそばにして、かけつゆとしていただいても合います。だしを倍に薄めてください。
  • 残ったつけ汁にご飯を入れると、締めの雑炊になります。

たんぱく質と脂質、炭水化物を含みます。つけ汁は飲みきらないほうが塩分を抑えられます。

よく聞かれること

鴨肉はどこで買えますか。

肉売り場に薄切りのパックが並んでいることがあります。見つからない年もありますので、鶏もも肉で代えても十分おいしくできますよ。

そばが切れてしまいます。

湯の量が足りないことがほとんどです。二リットル以上の湯で、ふきこぼれない程度の火を保ってください。ゆで上がったら冷水で手早くしめます。

つけ汁が冷めてしまいます。

椀を先に湯で温めておくと、最後まで熱いままです。食卓に小さな鍋ごと出して、弱火にかけておく方法もあります。