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一升パンの作り方|材料・手順・店主のコツ

一升パンは、一歳のお祝いに背負わせる大きなパンです。一升のお米と同じくらいの重さになるよう、粉をたっぷり使って焼きます。うちの常連さんもよく作られるので、段取りをまとめました。

調理時間の目安 240分分量 1個分(約1.5kg・10〜12人分)難しさ 手間あり

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

一升パンって、本当に一升の重さにするんですか。

店主

お米一升がおよそ一・五キロなので、それに近づけます。粉一キロで大体その重さになりますよ。

店主のひとこと焼く前に、天板に入るかだけは測ってください。

材料(1個分(約1.5kg・10〜12人分))

強力粉 たんぱく質の多いパン用を選んでください1000g
砂糖 上白糖で十分です80g(大さじ9弱)
計りで量ると安定します16g(小さじ3弱)
ドライイースト 開封後は冷蔵で保管したものを12g(小さじ4)
牛乳 人肌に温めてから使います400ml
生地の固さを見て調整します260ml
無塩バター 室温にもどしておきます60g
溶き卵 表面のつや出し用です1個分
打ち粉用の強力粉 台にふる分です適量

作り方

  1. 先に天板の大きさを測ります。直径三十センチ近くになるので、入るか確かめておきます。焼く場所がないと途中で困ります。
  2. 粉、砂糖、塩、イーストを大きなボウルで混ぜ、牛乳と水を加えて十分こねます。塩とイーストは離して入れます。
  3. バターを加えてさらに十分こね、丸めて三十度で六十分ほど置き、二倍にふくらませます。温かい場所だと早く進みます。
  4. 軽く押してガスを抜き、丸め直して天板にのせます。三十分ほど休ませます。休ませると形が整います。
  5. 溶き卵を薄く塗り、百七十度に予熱したオーブンで四十五分から五十分焼きます。途中で色が濃ければ紙をかぶせます。
  6. 底を叩いて軽い音がすれば焼き上がりです。網にのせて完全にさまします。熱いうちに切ると中がつぶれます。

店主のコツ

  • 買い物:粉は一キロ袋を一つ用意すると計りやすく、イーストは日付の新しいものを選びます。
  • 火加減:百七十度で長めに焼きます。高温だと表面だけ焦げて中心が生焼けになります。
  • 味の調整:砂糖を六十グラムに減らすと食事向き、九十グラムにすると菓子パン寄りになります。

しまうとき・作り置き

冷蔵切り分けて袋に入れ、二日ほど。冷蔵庫だと固くなりやすいので常温の涼しい場所でも構いません。
冷凍一食分ずつ包んで冷凍で三週間ほどが目安です。
温め直し凍ったまま霧を吹き、トースターで四分ほど焼くと表面が戻ります。

味を変えてみる

  • 牛乳の半量をヨーグルトにかえると、しっとりした焼き上がりになります。
  • 生地に刻んだ甘納豆を二百グラム混ぜると、お祝いらしい甘さになります。
  • 小さめに六等分して焼けば、配りやすい形になります。

小麦粉と乳が主な材料で、炭水化物とたんぱく質を含みます。

よく聞かれること

ホームベーカリーでこねられますか。

一度に一キロは入りません。二回に分けてこね、合わせて一つに丸める方が確実です。こね終わりの時間をそろえると発酵の進み方がそろいます。

名前は入れられますか。

焼く前に細く伸ばした生地を文字の形に置くと、焼き上がりに残ります。粉を茶こしでふって型紙で抜く方法もあります。

前の日に作れますか。

焼き上げまで前日に済ませ、さましてから袋に入れて常温に置きます。当日は軽く温めるだけで十分です。長く置くなら冷凍が向きます。