294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
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揚げ豆腐の作り方|材料・手順・店主のコツ

揚げ豆腐は、水きりした木綿豆腐に粉をつけて、さっと揚げるおかずです。うちの店でも夕方によく話に出ます。二人分の分量と、油がはねない水きりの手順をまとめました。

調理時間の目安 35分分量 2人分難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

水きりはどのくらいすればいいですか。

店主

紙で包んで二十分置けば十分ですよ。急ぐ日は重しをのせて十分でも構いません。

店主のひとこと水きりが八割。あとは油の温度だけです。

材料(2人分)

木綿豆腐 崩れにくい固めのものを選びます。1丁(300g)
片栗粉 薄くまぶす分です。大さじ4
揚げ油 鍋底から2cmで足ります。適量
だし かけつゆ用です。150ml
しょうゆ大さじ1
みりん大さじ1
大根おろし 水けは軽くきります。100g
おろししょうが小さじ1/2
万能ねぎ 小口切りにします。2本

作り方

  1. 先に豆腐を紙で包み、平らな皿をのせて二十分置きます。水けをきります。水が残ると油が大きくはねます。
  2. だし、しょうゆ、みりんを小鍋に入れ、弱火で二分温めてつゆを作ります。煮立てると香りが飛びます。
  3. 豆腐を六等分に切り、表面の水けをふいて片栗粉を薄くまぶします。粉は薄く。厚いと衣が重くなります。
  4. 油を百七十度に温め、四分ほど揚げます。まわりが固まるまで動かしません。早く触ると衣がはがれます。
  5. 薄い色がついたら取り出して油をきり、器に盛ります。油をきると、つゆが薄まりません。
  6. 温かいつゆを張り、大根おろしとしょうが、ねぎをのせます。おろしが油をさっぱりさせます。

店主のコツ

  • 買い物:木綿豆腐の固めのもの。絹は崩れやすいので、慣れてからにしてください。
  • 火加減:百七十度で四分。低いと衣が油を吸い、高いと色だけ濃くなります。
  • 味の調整:つゆが濃いときは、だしを大さじ二足します。おろしの量でも変わります。

しまうとき・作り置き

冷蔵揚げたものは冷蔵で二日が目安。つゆは別容器にします。
冷凍揚げた状態で冷凍二週間。つゆごとは向きません。
温め直しオーブントースターで五分温め、熱いつゆをかけ直します。

味を変えてみる

  • つゆをやめて、塩と粉山椒で食べると軽く仕上がります。
  • きのこを煮たあんをかけると、一品として十分になります。
  • 揚げたものを薄く切り、青菜と一緒に煮びたしにできます。

豆腐はたんぱく質とカルシウムを含みます。

よく聞かれること

絹ごしでも作れますか。

作れますが崩れやすいです。水きりを三十分に延ばし、粉を少し厚めにまぶしてください。返すときはお玉の背でそっと支えると安心です。

フライパンでもできますか。

できます。油を大さじ四入れ、中火で面を変えながら六、七分焼いてください。揚げたものより軽い仕上がりになります。