鳥取牛骨ラーメン|旅先の味と家での楽しみ方
鳥取牛骨ラーメンについて、どんなものかと食べ方をまとめました。牛の骨からだしをとる、この土地ならではの一杯です。家での近づけ方もお話しします。
店先のやりとり
常連さん
牛の骨でだしって、家でも取れますか。
店主
取れますよ。すじ肉でも十分です。灰汁を取りながら弱火で二時間、これが目安です。
店主のひとこと胡椒は途中から。最初に振ると香りが消えます。
どんな味か
鳥取県中西部で親しまれている、牛の骨からだしをとったラーメンです。豚骨や鶏がらが主流のなかで、牛骨を使う点が大きな特徴になっています。スープは薄い茶色で、甘みのある独特の香りがあり、しょうゆで味をつけた一杯が中心ですよ。
特徴
- 牛骨特有の甘い香りとこくがあり、豚骨よりあっさりして感じられます。
- 麺はやや太めの縮れ麺が多く、スープをよくからめます。
- 具は牛肉のほか、チャーシュー、ねぎ、もやしなど、素直な組み合わせが基本です。
食べ方・楽しみ方
- まずスープをひと口。牛の香りを確かめてから麺に移ると、味の輪郭がわかります。
- 卓上の胡椒は途中から。最初から振ると牛骨の甘い香りが隠れてしまいます。
- ご飯を頼んでスープに浸すのも土地では普通の食べ方です。締めに少量が目安です。
家で楽しむなら
{'text': '家でも、牛のすじ肉や骨付き肉をじっくり煮れば近い香りが出ます。灰汁をこまめに取って、弱火で二時間ほど。肉は中心までしっかり火を通してから使ってください。', 'dishes': ['牛すじの煮込み', '牛だしのうどん', '牛肉のしぐれ煮']}
由来
戦後、牛の骨が手に入りやすかった土地の事情から広まったと言われています。長く地元だけの食べ物でしたが、近年になって土地の名物として紹介されるようになりました。
よく聞かれること
豚骨ラーメンとどう違いますか。
牛骨は甘みのある独特の香りがあり、脂の重さは豚骨より軽く感じられます。色も白濁ではなく薄い茶色が多いです。飲み口はあっさりしていますが、後味にこくが残るのが特徴です。
臭みが出ないようにするには。
骨やすじは先に下ゆでして、湯を捨ててから洗います。血や脂の塊を落としてから本番の鍋に移すと、香りが澄みます。生姜やねぎの青い部分を一緒に入れるのも有効ですよ。
現地ではどんな店で食べられますか。
中華そばを掲げる古くからの店や、食堂で出ていることが多いです。地域全体に根づいた食べ物なので、観光地よりも住宅地の食堂のほうが日常の味に出会えることがありますよ。