鳥中華|旅先の味と家での楽しみ方
鳥中華は、そば屋で出される鶏だしの中華そばのことです。味の特徴、食べ方、家で近づける作り方、呼び名の成り立ちまで、店先の目線でまとめました。
店先のやりとり
常連さん
そば屋で中華そばですか。
店主
そうなんですよ。つゆがそば屋の味なので、食べるとすっと納得できます。
店主のひとことそばつゆに中華麺。試すと理屈が分かります。
どんな味か
鳥中華は、山形あたりのそば屋で出される、鶏だしの中華そばのことです。そばつゆに鶏のだしを合わせ、中華麺を入れた一杯になります。そば屋の道具と味で作るため、澄んだ和風の味に仕上がります。
特徴
- そばつゆがもとになっているので、しょうゆと出汁の香りが立ちます。脂は控えめです。
- 具は、鶏肉、天かす、ねぎ、のりという組み合わせが多く見られます。
- 中華麺を使いますが、味わいはそばの汁に近く、最後まですっきりいただけます。
食べ方・楽しみ方
- まず汁を一口。そばつゆの香りを確かめてから麺に進んでください。
- 天かすが浮いているうちにいただくと、香ばしさが残ります。
- そばと迷ったときは、冷たいそばと分け合う頼み方もできます。
家で楽しむなら
家で作るなら、そばつゆを薄めた汁に鶏もも肉を入れ、中心まで火を通してから中華麺を合わせます。天かすとねぎをのせるだけで、ぐっと近づきますよ。鶏南蛮そば、かけそば、親子丼の三つも、同じ汁から作れます。
由来
そば屋で働く人のまかないから広まったと言われています。中華麺をそばつゆに合わせた形が客に出されるようになり、土地の呼び名として定着しました。
よく聞かれること
家で作る汁の割合は。
市販のめんつゆを表示どおりに薄め、そこへ鶏もも肉100gを入れて弱火で8分煮てください。中心まで火が通れば、それだけで鶏のだしが出ます。
麺は何を使いますか。
中太のちぢれ中華麺が合います。別の鍋でゆで、湯を切ってから汁に入れてください。同じ鍋でゆでると、汁が濁ってしまいます。
天かすは必ず要りますか。
なくても作れますが、あると香ばしさが加わります。市販のもので十分です。入れたら早めにいただくと、食感が残っていておいしいですよ。