フレンチロースト|種類と家での楽しみ方
フレンチローストは、豆を深く煎った焙煎の段階を指す言葉です。苦みとこくの出方、牛乳との合わせ方、家での淹れ方の目安までを順にご案内します。
店先のやりとり
常連さん
苦すぎると感じるのですが
店主
湯の温度を下げて、挽き目を粗くしてみてください。同じ豆でも驚くほど変わります。
店主のひとこと深煎りは湯を熱くしない。これだけ覚えてください。
どんな飲みものか
フレンチローストは、コーヒー豆を深く煎った段階の呼び名です。豆の表面に油がにじみ、酸味がほとんど消えて苦みとこくが前に出るので、牛乳や砂糖に負けない味になります。
種類
- 浅めの焙煎(酸味が立ち、果実のような香り)
- 中くらいの焙煎(酸味と苦みの釣り合いが取れます)
- やや深い焙煎(苦みが前に出始め、こくが増します)
- フレンチロースト(深く煎った段階。苦みとこくがはっきりします)
- さらに深い焙煎(香りが炭に近づき、好みが分かれます)
- 深煎りの豆を使った水出し(苦みが穏やかになります)
家での作り方・淹れ方
- 先に湯を沸かし、1分置いて85度前後に下げます。深煎りは温度が高いと苦みが強く出ます。
- 豆14gを中粗挽きにします。浅い焙煎より少し粗めにします。粗めにすると苦みが出すぎません。
- 紙のフィルターを湯で湿らせ、その湯は捨てます。紙の匂いが抜け、器も温まります。
- 粉を平らにならし、中心から30gの湯を注いで30秒蒸らします。深煎りはガスが多いので蒸らしが効きます。
- 残りの湯を3回に分けて注ぎ、合計200gにします。分けて注ぐと濃さのむらが出ません。
- 落ちきる少し前にフィルターを外し、全体を軽く混ぜます。最後まで落とすと雑味が出ます。
合わせるもの・コツ
合う食べ物
- 牛乳を多めに合わせた飲み物
- チョコレートを使った菓子
- バターの効いた焼き菓子
- 生クリームを添えた甘い物
コツ
- 湯は85度前後まで下げます。深く煎った豆は熱い湯で苦みが立ちすぎます。
- 挽き目は少し粗めに。細かいと苦みと渋みが一度に出ます。
- 豆は密閉容器に入れて常温の暗い場所へ。開封後2週間で飲みきる量を買うのが目安です。
よく聞かれること
牛乳と合わせるならどの焙煎がいいですか
深く煎った豆が向きます。牛乳を入れても味が薄まりにくいためです。豆を2g増やして濃いめに淹れ、温めた牛乳を同量注ぐとよくなじみます。
水出しにも使えますか
使えます。粉50gを水500mlに入れ、冷蔵庫で8時間置いてから濾してください。深煎りは水出しにすると苦みが穏やかになり、飲みやすくなります。
豆と粉はどちらで買うべきですか
豆のまま買い、飲む直前に挽くのが一番です。粉で買うなら2週間で使いきる量にしてください。深煎りは油がにじむので、特に早めに飲みきります。