294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム食の豆知識 › 椎茸の栄養

椎茸の栄養の豆知識|知っておきたい基本

椎茸の栄養について、含まれている成分と、生と干したものの違いをまとめました。だしの取り方や軸の使い方など、台所で役立つ話も添えています。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

干し椎茸と生、どちらがいいですか。

店主

使い分けですよ。だしを取るなら干したもの、焼いて食べるなら生のものが向きます。

店主のひとこと戻し汁は捨てないでください。だしになります。

まず知っておくこと

椎茸は、食物繊維やビタミンDを含むきのこです。生のものと干したものでは含まれる量が変わり、干したほうは水分が抜けているぶん濃くなります。うま味のもとになる成分も含み、古くからだしを取るのに使われてきました。効き目を期待するものではなく、日々の献立に使う食材として考えてください。

要点

  • 食物繊維を含みます。
  • ビタミンDを含み、日に当てた干し椎茸では量が増えるといわれます。
  • うま味のもとになる成分を含み、戻し汁がだしになります。
  • 生のものは水分が多く、100gあたりのエネルギーは低めです。
  • 干したものは冷たい水でゆっくり戻すと、うま味が出やすくなります。

具体的な例

  • 生椎茸100gあたり、エネルギーはおよそ25キロカロリー
  • 干し椎茸は水で戻すと、重さがおよそ4倍になります
  • 戻し汁は、煮物や汁物のだしとして使えます
  • 焼いてしょうゆを少し垂らすだけで、うま味が立ちます
  • 軸も固い先だけ落とせば、炒め物や炊き込みご飯に使えます

実践のコツ

  • 干し椎茸は冷蔵庫で半日かけて戻すと、うま味がよく出ます。
  • 生のものは洗わず、汚れは乾いた布で拭き取ります。
  • 使う前に30分ほど日に当てると、香りが立ちます。

よく聞かれること

戻すのに時間がかかります。

冷蔵庫で半日が一番うま味が出ます。急ぐときは、ぬるま湯に砂糖をひとつまみ入れると1時間ほどで戻ります。ただし香りは弱くなります。

軸は捨てますか。

使えます。固い先だけ落として、縦に裂くか刻んでください。炒め物や炊き込みご飯に入れると、うま味が出ますよ。

洗ってもいいですか。

生のものは洗わないでください。水を吸って味が薄くなります。かさの汚れは、乾いた布で軽く拭き取れば十分です。