294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム献立 › おせち料理

おせち料理の献立帖|組み合わせと段取り

おせち料理は、年の初めに台所を休ませるための重ね料理です。何を入れるか、どう詰めるか、家で作る分と買う分の分け方まで、うちの考え方でまとめました。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

全部作らないといけませんか。

店主

とんでもない。二品か三品でも十分ですよ。うちも黒豆となますだけの年があります。

店主のひとこと日もちの長いものから順に作ります。

考え方

おせち料理は、日もちのする料理を重箱に詰めて、正月の間いただくものです。台所に立たずに済むよう、味を濃いめにし、酢や砂糖を使って作られてきました。

献立の例

主菜煮しめとえびの姿煮を大きめの段に
副菜黒豆、栗きんとん、紅白なます、たたきごぼう
汁物元日の朝は雑煮を別に添えます

料理のアイデア

  • 黒豆
  • 数の子
  • 田作り
  • 紅白なます
  • 煮しめ
  • 栗きんとん
  • 伊達巻
  • 昆布巻き
  • たたきごぼう
  • えびの姿煮
  • 松風焼き
  • 菊花かぶ

段取りのコツ

  • 全部を家で作ろうとしないことです。二品か三品を決め、残りは買うと決めると気が楽になります。
  • 日もちの順に作ります。黒豆や昆布巻きは十二月二十八日から、なますは三十日、焼き物は大晦日が目安です。
  • 味は濃いめにします。薄味だと二日目から傷みが早くなります。取り分ける箸は料理ごとに分けてください。
  • 重箱は詰める前に一度乾かします。水気が残ると、汁が回って味が混ざります。

よく聞かれること

何日もちますか

冷蔵で三日が目安です。煮しめや焼き物は二日まで。取り分ける箸を分け、食べる分だけ小皿に出してください。暖かい部屋には置かないでください。

少人数のときはどうしますか

重箱ではなく大皿に少しずつ盛ると、無駄が出ません。三品ほどに絞り、量は一人あたり小鉢一つ分を目安にすると、飽きずに食べきれます。

余ったらどう使いますか

煮しめは刻んで炊き込みご飯に、なますは水気を切ってサラダに、黒豆はヨーグルトに添えます。伊達巻は薄く切って、お弁当にも回せます。