おせち料理の献立帖|組み合わせと段取り
おせち料理は、年の初めに台所を休ませるための重ね料理です。何を入れるか、どう詰めるか、家で作る分と買う分の分け方まで、うちの考え方でまとめました。
店先のやりとり
常連さん
全部作らないといけませんか。
店主
とんでもない。二品か三品でも十分ですよ。うちも黒豆となますだけの年があります。
店主のひとこと日もちの長いものから順に作ります。
考え方
おせち料理は、日もちのする料理を重箱に詰めて、正月の間いただくものです。台所に立たずに済むよう、味を濃いめにし、酢や砂糖を使って作られてきました。
献立の例
| 主菜 | 煮しめとえびの姿煮を大きめの段に |
|---|---|
| 副菜 | 黒豆、栗きんとん、紅白なます、たたきごぼう |
| 汁物 | 元日の朝は雑煮を別に添えます |
料理のアイデア
- 黒豆
- 数の子
- 田作り
- 紅白なます
- 煮しめ
- 栗きんとん
- 伊達巻
- 昆布巻き
- たたきごぼう
- えびの姿煮
- 松風焼き
- 菊花かぶ
段取りのコツ
- 全部を家で作ろうとしないことです。二品か三品を決め、残りは買うと決めると気が楽になります。
- 日もちの順に作ります。黒豆や昆布巻きは十二月二十八日から、なますは三十日、焼き物は大晦日が目安です。
- 味は濃いめにします。薄味だと二日目から傷みが早くなります。取り分ける箸は料理ごとに分けてください。
- 重箱は詰める前に一度乾かします。水気が残ると、汁が回って味が混ざります。
よく聞かれること
何日もちますか
冷蔵で三日が目安です。煮しめや焼き物は二日まで。取り分ける箸を分け、食べる分だけ小皿に出してください。暖かい部屋には置かないでください。
少人数のときはどうしますか
重箱ではなく大皿に少しずつ盛ると、無駄が出ません。三品ほどに絞り、量は一人あたり小鉢一つ分を目安にすると、飽きずに食べきれます。
余ったらどう使いますか
煮しめは刻んで炊き込みご飯に、なますは水気を切ってサラダに、黒豆はヨーグルトに添えます。伊達巻は薄く切って、お弁当にも回せます。