雑煮の作り方|材料・手順・店主のコツ
雑煮は、正月に餅を入れていただく汁物ですよ。ここでは二人分の雑煮の作り方を、だしの取り方から餅の焼き方まで順にご紹介します。地域ごとの違いにも触れました。
調理時間の目安 25分分量 2人分難しさ かんたん
店先のやりとり
常連さん
餅は汁で煮てもいいですか。
店主
煮ても作れますが、汁がとろっと濁ります。うちは焼いてから入れています。香ばしさも出ますよ。
店主のひとこと椀を温めておくと、最後まで柔らかいままです。
材料(2人分)
| 切り餅 一人一個か二個が目安です | 2〜4個 |
|---|---|
| 鶏もも肉 一口大に切る。中心まで火を通します | 100g |
| 大根 五mm厚のいちょう切り | 80g |
| にんじん 三mm厚の輪切り | 40g |
| 小松菜 四cm長さに切る | 100g |
| かまぼこ 五mm厚に切ります | 4切れ |
| だし汁 かつおと昆布のだしで | 600ml |
| しょうゆ 薄口があれば色がきれいです | 大さじ1 |
| 塩 味を見て加減します | 小さじ1/2 |
| ゆず 皮を薄くそいで添えます | 少々 |
作り方
- 先にだしを取っておきます。大根とにんじんを切り、鍋のだしに入れて中火で八分煮ます。根菜は水から煮ると芯まで柔らかくなります。
- 鶏肉を入れて中火で五分。あくを取りながら、中心まで火を通してください。肉を一つ切って、赤みが残っていないか確かめます。
- 小松菜とかまぼこを入れ、しょうゆと塩で味をととのえます。二分煮て火を止めます。葉物は最後に。長く煮ると色が落ちます。
- 切り餅をトースターで四分ほど焼きます。ふくらんで、うっすら焦げ目がつくまでです。焼いてから入れると、汁が濁りません。
- 椀に餅を入れ、汁と具を注ぎます。ゆずの皮をのせて出来上がりです。椀を先に湯で温めておくと、餅が固まりません。
店主のコツ
- 買い物:小松菜は茎が太すぎないものを。かまぼこは板から外す時に、包丁を寝かせると切りやすいですよ。
- 火加減:根菜は中火でじっくり、葉物は最後に二分。ひと鍋でも時間差をつけてください。
- 味の調整:餅から出るでんぷんで少し甘く感じます。汁は気持ち薄めに仕上げるのが目安です。
しまうとき・作り置き
| 冷蔵 | 汁と具は冷蔵で二日が目安です。餅は入れずに取り分けて保存してください。 |
|---|---|
| 冷凍 | 汁だけなら冷凍で三週間ほど。餅と葉物は冷凍に向きません。 |
| 温め直し | 鍋で煮立つまで温め、その間に餅を焼いて後から入れてください。 |
味を変えてみる
- 白みそを大さじ二杯溶いて、丸餅を入れる関西風にもできます。
- 焼きあなごや焼き豆腐を加えると、うま味が増しますよ。
- 大根とにんじんを短冊に切ると、椀の中がすっきり見えます。
よく聞かれること
だしの素でもいいですか。
かまいません。六百mlに対して小さじ一杯が目安です。塩分があるので、しょうゆと塩は味を見てから少なめに入れてください。
地域で違うと聞きました。
汁がすまし仕立ての地域と、白みそ仕立ての地域があります。餅も角餅を焼く所と、丸餅を煮る所に分かれます。お好みで大丈夫ですよ。
餅が固くなります。
椀を先に湯で温めておいてください。焼いた餅を入れて、熱い汁をすぐ注ぐと柔らかいままです。作りおきには向きません。