294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム作り方 › 雑煮

雑煮の作り方|材料・手順・店主のコツ

雑煮は、正月に餅を入れていただく汁物ですよ。ここでは二人分の雑煮の作り方を、だしの取り方から餅の焼き方まで順にご紹介します。地域ごとの違いにも触れました。

調理時間の目安 25分分量 2人分難しさ かんたん

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

餅は汁で煮てもいいですか。

店主

煮ても作れますが、汁がとろっと濁ります。うちは焼いてから入れています。香ばしさも出ますよ。

店主のひとこと椀を温めておくと、最後まで柔らかいままです。

材料(2人分)

切り餅 一人一個か二個が目安です2〜4個
鶏もも肉 一口大に切る。中心まで火を通します100g
大根 五mm厚のいちょう切り80g
にんじん 三mm厚の輪切り40g
小松菜 四cm長さに切る100g
かまぼこ 五mm厚に切ります4切れ
だし汁 かつおと昆布のだしで600ml
しょうゆ 薄口があれば色がきれいです大さじ1
味を見て加減します小さじ1/2
ゆず 皮を薄くそいで添えます少々

作り方

  1. 先にだしを取っておきます。大根とにんじんを切り、鍋のだしに入れて中火で八分煮ます。根菜は水から煮ると芯まで柔らかくなります。
  2. 鶏肉を入れて中火で五分。あくを取りながら、中心まで火を通してください。肉を一つ切って、赤みが残っていないか確かめます。
  3. 小松菜とかまぼこを入れ、しょうゆと塩で味をととのえます。二分煮て火を止めます。葉物は最後に。長く煮ると色が落ちます。
  4. 切り餅をトースターで四分ほど焼きます。ふくらんで、うっすら焦げ目がつくまでです。焼いてから入れると、汁が濁りません。
  5. 椀に餅を入れ、汁と具を注ぎます。ゆずの皮をのせて出来上がりです。椀を先に湯で温めておくと、餅が固まりません。

店主のコツ

  • 買い物:小松菜は茎が太すぎないものを。かまぼこは板から外す時に、包丁を寝かせると切りやすいですよ。
  • 火加減:根菜は中火でじっくり、葉物は最後に二分。ひと鍋でも時間差をつけてください。
  • 味の調整:餅から出るでんぷんで少し甘く感じます。汁は気持ち薄めに仕上げるのが目安です。

しまうとき・作り置き

冷蔵汁と具は冷蔵で二日が目安です。餅は入れずに取り分けて保存してください。
冷凍汁だけなら冷凍で三週間ほど。餅と葉物は冷凍に向きません。
温め直し鍋で煮立つまで温め、その間に餅を焼いて後から入れてください。

味を変えてみる

  • 白みそを大さじ二杯溶いて、丸餅を入れる関西風にもできます。
  • 焼きあなごや焼き豆腐を加えると、うま味が増しますよ。
  • 大根とにんじんを短冊に切ると、椀の中がすっきり見えます。

餅は炭水化物が主なので、野菜と鶏肉を合わせると献立のバランスが取りやすくなります。

よく聞かれること

だしの素でもいいですか。

かまいません。六百mlに対して小さじ一杯が目安です。塩分があるので、しょうゆと塩は味を見てから少なめに入れてください。

地域で違うと聞きました。

汁がすまし仕立ての地域と、白みそ仕立ての地域があります。餅も角餅を焼く所と、丸餅を煮る所に分かれます。お好みで大丈夫ですよ。

餅が固くなります。

椀を先に湯で温めておいてください。焼いた餅を入れて、熱い汁をすぐ注ぐと柔らかいままです。作りおきには向きません。