花見弁当の献立帖|組み合わせと段取り
花見弁当は、外で広げて分け合う春の弁当です。詰めるおかずの選び方、傷ませないための段取り、持ち運びの目安まで、店先の目線でまとめました。献立の例も添えます。
店先のやりとり
常連さん
前の日に全部作っておいてもよいですか。
店主
煮物までにしてください。揚げ物と卵は当日の朝に。冷ましてから詰めるのが決まりですよ。
店主のひとこと冷ましてから詰める。ここを外さないでください。
考え方
花見弁当は、桜の下で広げることを前提にした弁当のことです。取り分けやすく、冷めてもおいしいおかずが中心になります。まず持ち運びの時間を決めてください。それによって詰めるものが変わります。
献立の例
| 主菜 | 鶏のから揚げ |
|---|---|
| 副菜 | 厚焼き卵ときんぴらごぼう |
| 汁物 | 水筒に入れた温かいすまし汁 |
料理のアイデア
- おにぎり
- いなり寿司
- のり巻き
- 鶏のから揚げ
- 厚焼き卵
- 焼き鮭
- きんぴらごぼう
- ひじきの煮物
- 小さめのハンバーグ
- 季節の野菜の甘酢漬け
- ゆでたブロッコリー
- いちごやぶどうなどの果物
段取りのコツ
- 肉、魚、卵は中心までしっかり加熱します。そのうえで完全に冷ましてから詰めてください。
- 汁気は必ず切ります。煮物はざるで5分置いてから詰めると、味が移りません。
- 保冷剤を入れ、日陰に置きます。春でも日なたは温まりますので、上着をかけておくと安心です。
- 作るのは前の晩と当日の朝に分けます。前の晩に煮物、朝に揚げ物と卵。これで慌てません。
よく聞かれること
何時間くらい持ちますか。
作ってから食べるまで、春でも4時間を目安にしてください。気温が20度を超える日は、保冷剤を二つ入れて3時間までと考えたほうが安心です。
汁気の多いおかずはどうしますか。
ざるで5分置いて汁を切り、鰹節やすりごまを混ぜると水気を吸ってくれます。それでも心配なときは、小さい容器に分けて詰めてください。
人数が多いときの量の目安は。
おにぎりは一人二個、おかずは一人あたり四種を少しずつが目安です。取り分けやすいよう、大きい容器に詰めて、取り箸を人数分用意しておくと困りません。