294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム作り方 › 塩パン

塩パンの作り方|材料・手順・店主のコツ

塩パンは、生地にバターを巻き込み、上に粗塩をふって焼くパンです。うちでは生地を冷やしてから巻きます。バターがしみ出る底の香ばしさが持ち味の、塩パンのレシピと作り方です。

調理時間の目安 180分分量 2人分難しさ 手間あり

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

焼いたらバターが全部流れ出ました。

店主

それでいいんですよ。底にたまって香ばしく焼けるのが塩パンです。天板に紙を敷いておくと後片づけが楽です。

店主のひとこと巻き込むバターは冷やしてから。溶けずに巻けます。

材料(2人分)

強力粉200g
砂糖15g
生地用3g
ドライイースト3g
人肌に温めます120ml
無塩バター 生地に練り込む分20g
有塩バター 巻き込む分。棒状に切ります40g
粗塩 焼く前にふります少々

作り方

  1. 先に巻き込むバターを八等分の棒状に切り、冷凍庫で三十分冷やしておきます。冷たいままだと、巻くときに溶け出しません。
  2. 粉、砂糖、塩、イーストを混ぜ、水を加えて十分こねます。練り込むバターを足してさらに五分。バターは先に入れるとまとまりません。あとからです。
  3. ボウルに入れてラップをし、三十度前後で六十分おきます。二倍になれば十分です。指で押してくぼみが戻らなければ、発酵できています。
  4. 八等分して丸め、十分休ませます。三角にのばし、太い側にバターをのせて巻きます。巻き終わりを下にすると、焼いても開きません。
  5. 天板に並べ、三十分おいて一回り大きくします。表面に霧を吹き、粗塩をふります。塩は焼く直前に。先にふると溶けてしまいます。
  6. 二百度に温めた天板で十五分焼きます。底が濃いきつね色になれば焼き上がりです。バターが底にしみ出て揚げ焼きのようになります。それが持ち味です。

店主のコツ

  • 買い物:巻き込むバターは有塩が向きます。無塩しかなければ、粗塩を少し多めにふってください。
  • 火加減:二百度で十五分が目安です。上が焦げそうならアルミ箔をかぶせます。
  • 味の調整:粗塩はひとつまみを八個に分ける程度で十分です。多いとしょっぱくなります。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵は乾きます。常温で当日中に食べきってください。
冷凍冷めてから一つずつ包んで、二週間ほどもちます。
温め直し凍ったままアルミ箔に包み、百八十度で八分焼くと、底の香ばしさが戻ります。

味を変えてみる

  • 生地にチーズを一緒に巻き込むと、こくが出ます。
  • 粗塩のかわりに黒こしょうをふると、大人向けの味になります。
  • 小さめの十二等分にすると、朝食に食べやすい大きさになります。

バターを多く使いますので、量はほどほどにしてください。

よく聞かれること

発酵の時間が読めません。

時間より見た目で判断してください。二倍にふくらみ、指で押してくぼみが戻らなければできています。寒い日は三十分ほど長くかかります。

こねるのが大変です。

十分こねたら五分休ませ、また五分こねると楽になります。生地は休ませると自然につながりますので、力任せにしなくて大丈夫です。