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魚の煮付けの作り方|材料・手順・店主のコツ

魚の煮付けは、少ない煮汁で短時間に煮上げるのがこつです。切り身で作る手順を、霜降りの仕方、煮汁の割合、落としぶたの使い方まで二人分でまとめました。

調理時間の目安 25分分量 2人分難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

煮付けにすると、どうしても魚くさくなります。

店主

熱湯を回しかけて、冷水に取ってみてください。この霜降りだけでずいぶん違いますよ。

店主のひとこと煮汁は煮立ててから。魚は後から入れます。

材料(2人分)

魚の切り身 かれい、めばる、ぶりなど。身に張りがあり、血合いの色が鮮やかなものを選んでください。2切れ(約200g)
しょうが 薄切りにします。臭みを抑えます。1かけ
少なめの煮汁で短く煮るのがこつです。150ml
多めに入れるとふっくら仕上がります。100ml
しょうゆ 半分を薄口にすると色が濁りません。大さじ2
みりん 照りが出ます。大さじ2
砂糖 甘さは好みで加減してください。大さじ1
長ねぎ 5cmに切って、一緒に煮ます。1/2本
木の芽やゆずの皮 あれば仕上げに。なくても構いません。少々

作り方

  1. 先に切り身に熱湯を回しかけ、すぐ冷水に取ってぬめりと血を落とします。この霜降りで、臭みがほとんど消えます。
  2. 皮に十字の切り込みを浅く入れ、水けをふきます。切り込みを入れると、皮がはじけず火の通りもそろいます。
  3. 浅い鍋に水、酒、しょうゆ、みりん、砂糖、しょうがを入れて中火で煮立てます。煮汁を先に煮立てます。冷たい煮汁から煮ると身が崩れます。
  4. 魚を皮を上にして並べ、ねぎを加え、落としぶたをして中火で8分煮ます。落としぶたがあれば、少ない煮汁でも味が回ります。
  5. 煮汁をすくって二、三度かけ、中心まで白く火が通っているか確かめます。身に透明な所が残っていたら、2分足してください。
  6. 火を止めて2分置き、器に盛って煮汁をかけます。煮すぎるより、置いて味を含ませるほうがふっくらします。

店主のコツ

  • 買い物:切り身はパックの底に汁のたまっていないものを選んでください。骨付きのほうがうまみが出ます。
  • 火加減:煮汁を煮立ててから魚を入れ、中火で8分。ぐらぐら煮立てると身が割れます。
  • 味の調整:濃いときは水を大さじ2。薄いときは魚を取り出してから煮汁だけ煮つめてください。

しまうとき・作り置き

冷蔵煮汁ごと入れ物に移して、冷蔵で2日が目安です。
冷凍身がぱさつきます。冷凍するなら煮汁ごと、2週間を目安にしてください。
温め直し煮汁ごと小鍋に入れ、ふたをして弱火で4分。中心まで温め直します。

味を変えてみる

  • 大根を下ゆでして一緒に煮ると、ぶり大根のような一品になります。
  • みそ大さじ1を溶き入れると、青魚の臭みが和らぎます。さばに向く作り方です。
  • 豆腐を加えると、煮汁を吸っておいしくなります。うちの定番の足し方です。

魚はたんぱく質を含みます。煮汁を飲むと塩分は多めになります。

よく聞かれること

どんな魚が向きますか。

かれい、めばる、金目だい、ぶり、さばが向きます。白身は8分、脂の多い魚は10分が目安です。骨付きのほうが煮汁にうまみが出ます。

落としぶたがないときはどうしますか。

アルミ箔を鍋の内径に切り、真ん中に小さな穴を開ければ代わりになります。煮汁が少なくても、全体に味が回ります。

冷凍の切り身でも作れますか。

作れます。冷蔵庫で半日かけて解かし、水けをふいてから霜降りしてください。凍ったまま煮ると、外側だけ煮すぎになります。