欧風カレーの作り方|材料・手順・店主のコツ
欧風カレーは、小麦粉をいためて作るとろみの強いカレーです。時間はかかりますが、手順は素直です。二人分の分量と、いためる時間の目安をまとめました。
調理時間の目安 90分分量 2人分難しさ 手間あり
店先のやりとり
常連さん
欧風カレーと普通のカレーは何が違うのですか。
店主
小麦粉をいためてとろみを出すところですよ。時間はかかりますが、こくが違ってきます。
店主のひとこと玉ねぎの30分。ここを省くと味が出ません。
材料(2人分)
| 牛肩肉 煮込み用の角切りを。豚肩肉でも作れます。 | 300g |
|---|---|
| 玉ねぎ 薄切り。いためる量が多いので、大きめの鍋を用意してください。 | 2個(400g) |
| にんじん 乱切り。煮込むので大きめで構いません。 | 1本 |
| バター 玉ねぎをいためるのに使います。 | 30g |
| 小麦粉 とろみのもとです。じっくりいためて色を出します。 | 大さじ3 |
| カレー粉 香りの中心です。 | 大さじ2 |
| トマトの水煮 缶のものを使います。酸味と色を足します。 | 200g |
| 水 煮込み用です。 | 600ml |
| りんご すりおろします。甘みとこくが出ます。 | 1/4個 |
| しょうゆ 味を締めます。 | 大さじ1 |
| 塩 最後に味を見て加減します。 | 小さじ1 |
| ご飯 かために炊くとカレーに合います。 | 2杯分 |
作り方
- 先に玉ねぎを薄切りにします。ここが一番時間のかかるところです。薄く切るほど、いためる時間が短くなります。
- バターで玉ねぎを弱めの中火で30分いためます。茶色くなるまで待ちます。焦がさないこと。焦げると全体が苦くなります。
- 小麦粉を加えて弱火で5分、粉っぽさが消えるまでいためます。カレー粉も加えて1分。ここで粉に火を通しておくと、あとでだまになりません。
- 牛肉を加えて表面の色が変わるまで中火で炒め、水とトマトを加えます。肉は焼き色をつけてから煮ると、うまみが逃げません。
- 煮立ったらあくを取り、にんじんとりんごを加えて弱火で40分煮込みます。ふたを少しずらすと、ほどよく煮詰まります。
- しょうゆと塩で味を調え、肉に中心まで火が通っていることを確かめます。肉を一つ割って確かめてください。固ければ10分足します。
店主のコツ
- 買い物:牛肩肉は煮込み用の角切りが向きます。すじが少し入っているもののほうが、煮込むとやわらかくなります。
- 火加減:玉ねぎは弱めの中火で30分、煮込みは弱火で40分。急ぐと味が出ません。
- 味の調整:最後の塩は少しずつ。一度に入れると戻せません。翌日は味が締まりますので、初日は控えめでよいです。
しまうとき・作り置き
| 冷蔵 | 冷蔵で3日が目安です。粗熱を取ってから入れ物に移してください。 |
|---|---|
| 冷凍 | 冷凍で1か月。一食分ずつ小分けにし、平らにして凍らせます。 |
| 温め直し | 鍋に移して弱火で温め、焦げないよう混ぜてください。中心まで熱くしてからよそいます。 |
味を変えてみる
- 牛肉を鶏もも肉に替えると、煮込み時間が20分に短くなります。中心まで火を通してください。
- 仕上げに生クリームを大さじ2加えると、角が取れてまろやかになります。
- 翌日にゆでたうどんを入れて、カレーうどんに回します。だしを少し足して薄めてください。
よく聞かれること
市販のルウとどう違いますか。
ルウは小麦粉と油脂と香辛料が固めてあるものです。自分で小麦粉をいためると、色と香りを好みに決められます。手間はかかりますが、とろみの加減も自由になります。
玉ねぎをいためる時間を短くできますか。
薄く切って、塩をひとつまみふると水が出て早くなります。15分ほどまでは縮められますが、それ以上急ぐと色も甘みも出ません。前の日にいためておくやり方もあります。
とろみがつきません。
小麦粉のいためが足りないか、水が多いかです。弱火で10分ふたを開けて煮詰めてください。それでも足りなければ、小麦粉大さじ1をバターでいためたものを溶き入れます。