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甘露煮の作り方|材料・手順・店主のコツ

甘露煮は、小魚を骨までやわらかく煮た甘辛い煮物です。ここでは家で作りやすいわかさぎを使って、下ごしらえから煮つめ方、保存の目安まで二人分の作り方でまとめました。

調理時間の目安 70分分量 2人分難しさ 手間あり

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

小魚の甘露煮、骨が気になって食べられません。

店主

弱火で三十分、酢を小さじ1入れて煮てみてください。骨まで気にならなくなりますよ。

店主のひとこと調味料は後から。先に入れると身が締まります。

材料(2人分)

わかさぎ 目が澄んで、身の張ったものを。腹の割れていないものが目安です。200g
200ml
生ぐささを和らげます。100ml
しょうゆ大さじ3
みりん 照りが出ます。大さじ3
砂糖 甘みは好みで加減してください。大さじ2
しょうが 薄切りにします。皮つきのままで構いません。1かけ
骨がやわらかくなりやすくなります。小さじ1
番茶 下ゆで用。なければ水で構いません。100ml

作り方

  1. 先に魚を洗い、ざるに広げて水気をしっかり拭き取ります。ここが仕上がりを決めます。水気が残ると煮汁が薄まり、生ぐささも残ります。
  2. 鍋に番茶を沸かし、魚を入れて弱火で五分下ゆでします。湯は捨てます。番茶で下ゆですると、においが和らぎます。
  3. 鍋に水、酒、しょうが、酢を入れて沸かし、魚を重ならないように並べます。重ねると崩れます。入りきらなければ二回に分けてください。
  4. 落としぶたをして弱火で三十分。煮汁が減ったら湯を足して魚が隠れる量を保ちます。ここはとにかく弱火。ふつふつする程度を守ります。
  5. しょうゆ、みりん、砂糖を加え、さらに弱火で二十分。煮汁が三分の一になるまで煮ます。調味料は後から。先に入れると身が締まって骨がやわらかくなりません。
  6. 鍋を揺すって煮汁をからめ、火を止めます。そのまま冷まして味を含ませます。はしで返すと崩れます。鍋ごと揺するのがこつです。

店主のコツ

  • 買い物:わかさぎは小ぶりでそろったものを選ぶと、火の通りがそろいます。
  • 火加減:始めから終わりまで弱火です。煮立てると身が割れてしまいます。
  • 味の調整:甘みが強ければ砂糖を大さじ1に。薄いと感じたら、最後に煮つめて濃さを合わせます。

しまうとき・作り置き

冷蔵煮汁ごと入れ物に移して冷蔵で五日が目安です。
冷凍小分けにして冷凍で一か月が目安。煮汁ごと凍らせてください。
温め直し小鍋に煮汁ごと入れ、弱火で三分温めます。電子レンジなら三十秒ずつ様子を見てください。

味を変えてみる

  • 同じ煮汁で栗を煮れば、栗の甘露煮になります。ゆでてから二十分が目安です。
  • ししゃもや小あじでも作れます。大きい魚は下ゆでの時間を倍にしてください。
  • 仕上げに白ごまと粉山椒をふると、香りが立ちます。

小魚ですからカルシウムを含みます。砂糖としょうゆを使う分、糖分と塩分は多めです。

よく聞かれること

身が崩れてしまいます。

煮立てすぎが原因です。ふつふつする弱火を守り、はしで返さず鍋ごと揺すってください。重ねずに並べることも大切です。

骨をやわらかくするこつは。

弱火で長く煮ることと、酢を小さじ1入れることです。圧力鍋があれば十分加圧しても同じように仕上がります。焦げないよう水加減を見てください。

ご飯以外の使い道はありますか。

刻んで混ぜご飯にするか、弁当のすき間に入れると重宝します。お茶漬けにのせても合います。日もちがしますので、常備菜として作っておくと便利です。