294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム作り方 › ブイヤベース

ブイヤベースの作り方|材料・手順・店主のコツ

ブイヤベースのレシピです。魚介をまとめて煮込む南の国の汁物ですが、家では切り身とあさりで十分。二人分で四十分、下ごしらえの順番からまとめました。

調理時間の目安 40分分量 2人分難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

高い魚を買わないと無理ですか。

店主

いいえ、切り身とあさりで十分ですよ。汁は野菜と貝で濃くなりますから。

店主のひとこと塩は最後に。あさりが塩気を持っています。

材料(2人分)

白身魚の切り身 たらやすずきが向きます。身が締まって透明感のあるものを。2切れ(約200g)
えび 殻つきのまま。背わたを取ります。6尾
あさり 砂抜きしたものを。口の閉じているものを選んでください。200g
玉ねぎ 薄切りにします。1個(約200g)
にんじん 5mmの半月切りにします。1/2本(約80g)
トマト缶 カットのものが扱いやすいです。1/2缶(200g)
オリーブ油 野菜を炒めるのに使います。大さじ2
煮汁のもとになります。500ml
白ワインまたは酒 魚の匂いをやわらげます。大さじ3
最後に味を決めます。小さじ1/2
こしょう 仕上げに。少々
パセリ 刻んで最後にのせます。少々

作り方

  1. 先にあさりの砂抜きを確かめ、えびの背わたを取っておきます。砂が残ると台なしです。買ったものでも一度水で振り洗いします。
  2. 鍋に油をひき、玉ねぎとにんじんを中火で5分炒めます。玉ねぎが透けるまで。ここで甘みを出しておきます。
  3. トマト缶、水、白ワインを加え、中火で10分煮ます。灰汁は取ります。先に野菜だけで煮ると、汁の土台ができます。
  4. 魚の切り身とえびを入れ、弱火で8分。煮汁をかけながら煮ます。魚は身が白く、ほろりとほぐれるまで火を通してください。
  5. あさりを加えて中火で3分。口が開いたら塩とこしょうで整えます。開かないものは無理に開けず、取り除いてください。
  6. 器に盛り、刻んだパセリをのせます。汁ごといただきます。パンを添えると汁まで食べきれます。

店主のコツ

  • 買い物:魚は切り身で十分です。あら が手に入る日は、一緒に煮ると汁が濃くなります。
  • 火加減:野菜は中火、魚を入れてからは弱火。煮立てると身が崩れます。
  • 味の調整:塩は最後に。あさりの塩気が出るので、入れる前に必ず味を見てください。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵2日が目安です。魚とあさりは取り出して、汁と別にすると崩れません。
冷凍汁だけなら冷凍3週間ほど。魚介は食感が落ちるので向きません。
温め直し鍋で弱火5分。煮立てず、中心まで温めてから食べてください。

味を変えてみる

  • 残った汁にご飯を入れて雑炊に。翌日の朝にちょうどよい量になります。
  • いかやほたてを足すと、汁のうま味が増えます。火を通しすぎないよう最後に入れてください。
  • サフランがなければ、ターメリックをひとつまみで色だけ寄せられます。

魚介はたんぱく質を含みます。汁まで飲むと塩分が増えるので、加減してください。

よく聞かれること

どんな魚が向きますか。

煮崩れにくい白身が向きます。たら、すずき、たいの切り身が扱いやすいです。骨つきのあらが手に入れば、一緒に煮ると汁が濃くなります。

サフランは必要ですか。

なくても作れます。色と香りのためのものですから、入れなくても味は成り立ちます。色をつけたいときはターメリックをひとつまみで十分です。

残った汁の使い道は。

ご飯を入れて雑炊にするか、パスタのソースに回せます。どちらの場合も、一度しっかり煮立ててから使ってください。