酒粕|買い方・下ごしらえ・保存の話
酒粕は、日本酒を搾ったあとに残る白い粕です。板粕と練り粕の違い、店先での選び方としまい方、汁物や漬け床に使うレシピの考え方までをお話しします。
時期の目安 新しい物が出回るのは12月〜3月、袋入りは通年
店先のやりとり
常連さん
酒粕って豆腐にも合いますか
店主
合いますよ。溶いた酒粕を味噌汁に少し足して、そこへ豆腐を入れるだけで体の温まる一杯になります。
店主のひとこと溶けにくいのは粕のせいではなく、浸ける時間が短いだけです。
買うとき
出回る時期の目安:新しい物が出回るのは12月〜3月、袋入りは通年
- まず色を見ます。白か薄い生成り色のものが新しく、茶色みが強い物は時間が経っています。
- 袋の中で粕が乾いて割れていないか確かめます。しっとりしている物のほうが溶けやすいですよ。
- 板粕は汁物や甘酒向き、練り粕は漬け床向きです。使い道を決めてから棚を見ると迷いません。
使うとき(下ごしらえ)
- 板粕はちぎって、同量のぬるま湯に15分ほど浸けておきます。ここを飛ばすと溶け残ります。
- 溶かすときは泡立て器ではなく、おたまの背で鍋肌に押し付けると早いです。
- 漬け床にするなら、酒粕200gに塩小さじ1と味醂大さじ2を混ぜてなめらかにします。
しまうとき(保存)
袋の口を閉じて冷蔵庫で2〜3か月が目安です。長く置くなら小分けにして冷凍すれば半年ほど持ちますし、凍っても包丁が入ります。
この材料でつくる料理
よく聞かれること
アルコールが気になります。飛ばせますか
鍋に入れてから弱火で5分ほど煮ると、においはかなり和らぎます。それでも完全には抜けませんので、お子さんや車の運転前は控えてください。
板粕と練り粕はどちらを買えばいいですか
汁物や甘酒に使うなら板粕で十分です。漬け床を作りたい方や、溶かす手間を省きたい方は、初めから柔らかい練り粕が楽ですよ。
固くなった酒粕は使えますか
使えます。同量のぬるま湯に一晩浸けてからつぶすと元に近く戻ります。色が茶色く変わって酸っぱいにおいがするときは、無理せず処分してください。