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粕汁の作り方|材料・手順・店主のコツ

粕汁は、酒粕を溶き入れた具だくさんの汁ものです。体が温まる冬の一杯です。うちでは酒粕を先にだしでのばします。だまにならない粕汁のレシピと、火加減の目安をまとめました。

調理時間の目安 35分分量 2人分難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

粕のかたまりが残ってしまいます。

店主

先にだしでふやかしてください。三十分つけてから溶く。それだけで、なめらかになりますよ。

店主のひとこと酒粕は先にふやかす。だまはこれで出ません。

材料(2人分)

酒粕 板粕なら小さくちぎります60g
だし汁600ml
甘塩鮭 中心まで火を通します2切れ(150g)
大根 いちょう切りにします150g
にんじん いちょう切りにします1/3本(50g)
こんにゃく 細切りにして下ゆでします1/3枚(70g)
油揚げ 細切りにします1枚(30g)
みそ 味をまとめます大さじ1(18g)
長ねぎ 小口切り。仕上げに1/2本

作り方

  1. 先に酒粕を小さくちぎり、だし汁を百ミリ取って三十分ふやかしておきます。ふやかさずに入れると、必ずだまが残ります。
  2. 鮭は三等分に切り、ざるにのせて熱湯を回しかけ、冷水で洗います。余分な塩とにおいが抜けます。
  3. 鍋に残りのだしと大根、にんじん、こんにゃく、油揚げを入れ、中火で十分煮ます。根菜が柔らかくなってから、魚を入れます。
  4. 鮭を加えて中火で五分、中心まで火を通します。あくは取ります。身の中心まで白くなれば通っています。
  5. ふやかした酒粕をよく溶いて加え、弱火で五分煮ます。煮立てません。煮立てると香りがとび、粕の風味が落ちます。
  6. みそを溶き入れてひと煮し、火を止めて長ねぎを散らします。みそも煮立てません。入れたら止めます。

店主のコツ

  • 買い物:酒粕は板粕でもペースト状でも作れます。板粕のほうが香りが強く出ます。
  • 火加減:根菜は中火、酒粕とみそを入れたら弱火。煮立てないのが決まりです。
  • 味の調整:甘塩鮭に塩気があります。みそは大さじ一から始めて、味を見て足してください。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で三日が目安です。温め直すたびに味がなじみます。
冷凍小分けにして一か月ほど。こんにゃくは口あたりが変わります。
温め直し弱火で五分。煮立てないでください。香りがとびます。

味を変えてみる

  • 鮭のかわりに豚こま切れ肉にすると、こくのある味になります。
  • ごぼうを加えると、香りと歯ごたえが増します。
  • 仕上げに七味を振ると、体が温まる一杯になります。

酒粕にはアルコールが残りますので、量と食べる方に気をつけてください。

よく聞かれること

アルコールは残りますか。

多少は残ります。気になるときは酒粕を入れたあと弱火で十分ほど煮てください。それでも完全には抜けませんので、量は控えめにしてください。

みそは入れなくてもいいですか。

入れなくても作れますが、味の輪郭がぼやけます。大さじ一だけでも入れると、酒粕の甘みがまとまります。塩でも代わりになります。