すすきののラーメン|旅先の味と家での楽しみ方
すすきののラーメンは、夜の街で一杯を締めに食べる習わしとともに育ってきた麺ですよ。ここではすすきののラーメンの顔立ちと食べ方、家で近づけるやり方までまとめます。
店先のやりとり
常連さん
どうしてみそ味が多いのですか。
店主
寒い土地だからでしょうね。脂の層がふたになって、最後まで熱いのです。理にかなっていますよ。
店主のひとこと野菜を炒めた鍋でつゆを作る。家でもここが要です。
どんな味か
すすきののラーメンは、札幌の繁華街で夜遅くまで開いている店の麺を指す言い方です。みその効いた濃いつゆに、縮れた中太麺を合わせるものが多く見られます。寒い夜に温まる一杯として根づいてきました。
特徴
- みそ味のつゆに、炒めた野菜の香ばしさが重なります。
- つゆの表面に脂の層があり、最後まで冷めにくいのが特徴です。
- 麺は縮れた中太が主流で、濃いつゆをよく持ち上げます。
食べ方・楽しみ方
- 出てきたらまずつゆを一口。脂の層が熱いので、ゆっくり口をつけます。
- 野菜を先に食べると、麺が伸びる前に片付きます。
- こしょうや酢は途中から。最初から入れると味が分かりません。
家で楽しむなら
家で近づけるなら、もやしとキャベツを強火でさっと炒め、その鍋でみそを溶いたつゆを作ることです。炒めた香りがつゆに移ります。みそラーメン、コーンバター、チャーシューあたりを合わせるとそれらしくなりますよ。
由来
冬の寒さのなかで温まる食事として、戦後に屋台や小さな店から広がりました。夜働く人が多い街の性格が、遅い時間まで開く店の形をつくっています。
よく聞かれること
深い時間でも食べられますか。
夜遅くまで開けている店が多い街です。ただし営業時間は店ごとに違いますし、変わることもあるので、その日ごとに確かめてから出かけてください。
みそ以外の味もありますか。
しょうゆ味も塩味もあります。みその印象が強いだけで、実際には土地の店ごとに得意が分かれていますよ。
家で麺は何を使いますか。
縮れた中太の生麺が近づきます。売り場になければ、ややかための太めの麺を選び、ゆで時間を30秒短くするとつゆに負けません。