海軍カレー|旅先の味と家での楽しみ方
海軍カレーは、港町に伝わるカレーの呼び名です。とろみが強く、牛乳とサラダを添えて出すのが決まりとされます。特徴と家での作り方の勘どころをまとめました。
店先のやりとり
常連さん
普通のカレーと何が違うのですか。
店主
とろみが強いところですよ。小麦粉をいためて作ります。牛乳とサラダを添えるのが決まりだそうです。
店主のひとこと小麦粉は弱火で5分。粉っぽさが消えるまでです。
どんな味か
海軍カレーは、かつての海軍の食事として出されていたカレーをもとに、港町で受け継がれてきた呼び名です。小麦粉でとろみをつけた、こくのある仕立てが特徴とされます。今も港のある町の食堂で、土地の料理として出されています。
特徴
- 小麦粉でとろみをつけますので、汁気が少なく、ご飯にのせても流れません。
- 肉と野菜を大きめに切るのが習わしです。じゃがいも、にんじん、玉ねぎが基本になります。
- 牛乳とサラダを添えて出す形が、土地の決まりごととして伝わっています。
食べ方・楽しみ方
- ご飯に添えて、とろみのあるルウをかけていただきます。
- 牛乳を一緒に飲むのが土地の習わしです。辛さが和らぎます。
- サラダを添えて、野菜と一緒にいただく形が定着しています。
家で楽しむなら
家で作るなら、小麦粉をバターでいためてとろみを作るところが要になります。弱火で5分、粉っぽさが消えるまでいためてください。肉は中心まで火を通し、野菜は大きめに切って煮崩れないようにします。欧風カレー、ビーフシチュー、カレーうどんの三つが、同じ手つきで作れる仲間です。
由来
船の上で日もちのする材料を使い、栄養の偏りを避けるために工夫された食事が始まりと言われます。百年以上前の海軍の献立にさかのぼるとされ、のちに港町の食堂へ受け継がれ、土地の料理として今に残りました。
よく聞かれること
市販のルウでも作れますか。
作れます。ただしとろみが足りないと感じるかもしれません。その場合は、小麦粉大さじ1をバター10gでいためたものを最後に溶き入れてください。とろみが増して、らしい仕立てになります。
なぜ牛乳を添えるのですか。
栄養の偏りを避ける工夫から始まったと言われます。今は習わしとして続いていて、辛さを和らげる役目も果たしています。家で出すなら、冷たい牛乳を小さいコップで添えてください。
野菜の切り方に決まりはありますか。
大きめに切るのが習わしです。じゃがいもは四つ割り、にんじんは乱切り、玉ねぎはくし形が目安になります。大きいと煮崩れにくく、食べごたえも出ます。煮込みは弱火で30分ほど見てください。