タイ料理のいろいろ|特徴と家で作れる料理
タイ料理は、辛み、酸味、甘み、塩気が一皿に同居しているのが持ち味です。代表的な料理と、家で作りやすいものの選び方をお話しします。
店先のやりとり
常連さん
辛いのが苦手でも楽しめますか
店主
楽しめますよ。唐辛子を抜いても、酸味と魚醤の塩気で味は立ちます。ライムを多めにどうぞ。
店主のひとこと香りのある葉は、火を止めてから入れてください。
特徴
['辛み、酸味、甘み、塩気の四つを一皿のなかで釣り合わせます。どれか一つが立ちすぎない加減が身上です。', '香りのある葉や根を生のまま使います。火を入れず最後に加えるので、香りが立ったままいただけます。', '米が食事の中心です。粒の長い米と、もちもちした米の両方が使い分けられています。', '汁物、炒め物、和え物、たれの四つを組み合わせて一食にする形が基本です。']
代表的な料理
- 青唐辛子入りの炒め物
- 米粉の炒め麺
- すっぱ辛い海老のスープ
- 鶏のだしで炊いたご飯
- 青いパパイヤの和え物
- ココナッツの煮込みカレー
- ひき肉の香草和え
- 炭火焼きの鶏
- 春雨のサラダ
- もち米と甘い果物の菓子
よく使う調味料・材料
- 魚醤
- ココナッツミルク
- 唐辛子
- ライム
- パクチー
- レモングラス
家で作りやすいもの
- 米粉の炒め麺。材料が手に入りやすく、炒めるだけで形になります。
- ひき肉の香草和え。肉を中心までしっかり炒めて、香りのある葉を最後に混ぜるだけです。
- ココナッツの煮込みカレー。市販の練ったものを使えば、鍋一つで作れます。
成り立ち
川と海に囲まれた土地で、魚を発酵させた調味料と米を軸に組み立てられてきた食べ方です。近隣の国や海の向こうから来た唐辛子や炒め物の技が加わり、今の形に落ち着いたとされています。
よく聞かれること
魚醤は何で代えられますか
醤油に少量の塩を足すと近づきます。ただし香りは別物なので、香りを出したいときは小さじ半分だけでも魚醤を使うほうが早道です。
香菜が苦手な家族がいます
抜いて作り、食べる人だけ後から添えてください。代わりに小ねぎや青じそを刻んで混ぜると、香りの役目を近い形で果たします。
肉はどこまで火を通せばよいですか
鶏も豚も中心まで火を通してください。切って断面の色が変わり、透明な肉汁が出れば大丈夫です。厚みのある肉は蓋をして蒸し焼きにします。