294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
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豆乳|種類と家での楽しみ方

豆乳は、大豆を煮てしぼった汁のことです。うちでは毎朝これを作っています。種類の違い、家での温め方、合わせやすい食べ物まで、店先でお話ししている通りにまとめました。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

豆乳って、そのまま飲むものですか。

店主

そのままでも、料理に使っても大丈夫ですよ。少し温めると豆の甘みが出ます。

店主のひとこと開けたら二日以内に飲みきるのが目安です。

どんな飲みものか

豆乳は、水に浸した大豆をすりつぶし、煮てからしぼった飲みものです。これににがりを加えて固めたものが、うちで並べている豆腐になります。

種類

  • 無調整豆乳。大豆と水だけで、豆の香りがそのまま出ます。
  • 調製豆乳。砂糖や塩、油を少し足して飲みやすくしたものです。
  • 豆乳飲料。果汁やお茶で味をつけたもので、甘さは強めです。
  • 濃いめの豆乳。大豆の割合が高く、汁物にこくが出ます。
  • しぼりたての生豆乳。日もちはしませんが、香りがいちばん立ちます。

家での作り方・淹れ方

  1. 先に大豆をたっぷりの水に浸します。一晩、夏場は冷蔵庫に置きます。指で押してすっと割れれば、水は足りています。
  2. 水を切った大豆に、三倍の量の水を足してすりつぶします。細かいほどしぼれる量が増え、味も濃くなります。
  3. 鍋に移して弱めの中火で八分煮ます。噴きこぼれやすいので離れません。しっかり煮ないと大豆の青くささが残ります。
  4. 火を止め、さらしを敷いたざるに移してしぼります。熱いので棒で押します。熱いうちのほうがよくしぼれます。やけどにご注意ください。
  5. しぼれた汁が豆乳です。粗熱を取って冷蔵庫に入れます。残ったおからも、その日のうちに使えます。

合わせるもの・コツ

合う食べ物

  • 野菜のポタージュ
  • きなこの焼き菓子
  • だしのきいた鍋物
  • 黒みつをかけた寒天

コツ

  • 温めるときは弱火で、六十度くらいで止めます。沸かすと膜が張り、味が痩せます。
  • 酢やレモンを入れると固まります。分けたくないときは、先に火を止めてください。
  • コーヒーやお茶に入れるなら、豆乳のほうを温めてから注ぐと分離しにくいです。

よく聞かれること

無調整と調製はどちらを買えばいいですか

料理に使うなら無調整、そのまま飲むなら調製が合います。味をつけないぶん、無調整は汁物や煮物のじゃまをしません。

豆乳から豆腐は作れますか

濃さのある無調整豆乳なら作れます。七十五度ほどに温めてにがりを混ぜ、動かさずに置いてください。うすい豆乳では固まりません。

温めたら表面に膜ができました

湯葉と同じもので、食べられます。気になるならすくって別皿にどうぞ。膜を作りたくないときは弱火で、混ぜながら温めてください。