ブラックコーヒー|種類と家での楽しみ方
ブラックコーヒーについてまとめました。豆の選び方、家での淹れ方の手順、合う食べ物、それから苦みを抑えるこつまで、店先の目線でお話しします。
店先のやりとり
常連さん
砂糖なしだと、どうしても苦くて。
店主
湯を90度まで下げて、粗めにひいてみてください。同じ豆でもずいぶん変わりますよ。
店主のひとこと湯を1分置く。それだけで角が取れます。
どんな飲みものか
ブラックコーヒーは、砂糖も牛乳も入れずにいただくコーヒーのことです。豆の味がそのまま出るので、淹れ方と湯の温度で表情が変わります。
種類
- 浅いいりの豆。酸味が出やすく、すっきりした味です。
- 中ほどのいりの豆。酸味と苦みのつり合いが取りやすいです。
- 深いいりの豆。苦みとこくがはっきりします。
- 紙のフィルターで落としたもの。後味が軽く仕上がります。
- 金属のフィルターで落としたもの。油分が残り、こくが出ます。
- 水出し。時間はかかりますが、苦みがやわらぎます。
- インスタント。湯を注ぐだけで、忙しい朝に向きます。
家での作り方・淹れ方
- 先に湯をわかし、器具とカップに湯を回して温めておきます。この湯は捨てます。器が冷たいと、注いだとたんに味がぼやけます。
- 豆をひきます。1杯あたり粉10gが目安です。細かすぎると苦みが強く出ます。迷ったら粗めにしてください。
- 沸騰した湯を1分置き、90度ほどに落とします。熱すぎる湯は、渋みまで引き出してしまいます。
- 粉が湿る程度の湯を注ぎ、30秒待ちます。ふくらんだら次へ進みます。この待ち時間で、味の通り道ができます。
- 中心から小さく円を描いて、二、三回に分けて注ぎます。合計2分半が目安です。ふちに直接かけると、粉を通らない湯が落ちて薄くなります。
- 落ちきる前に器具を外します。最後まで落とすと苦みが混じります。少し残して外すくらいが、ちょうどよい濃さです。
合わせるもの・コツ
合う食べ物
- 厚切りのトースト
- バターの効いた焼き菓子
- チーズケーキ
- あんこの和菓子
コツ
- 苦いと感じたら、粉を粗めにひいてみてください。量を減らすより味がまとまります。
- 豆は袋の口を留めて、暗くて涼しい場所へ。2週間で使いきるのが目安です。
- うちでは夕方までと決めています。夜に響く方は、時間を区切ると続けやすいです。
よく聞かれること
どの豆から始めればよいですか。
中ほどのいりの豆が分かりやすいです。酸味と苦みのつり合いが取れていて、淹れ方の善しあしも分かります。少量ずつ買って、好みを探してください。
水出しはどう作りますか。
粉50gを水500mlに入れ、冷蔵で8時間置きます。こしてから飲んでください。苦みが出にくいので、夏はこちらが飲みやすいです。
飲む量の目安はありますか。
感じ方には個人差があります。眠りが浅くなる方は、夕方までにするか杯数を減らしてください。気になる症状があるときは、専門の方に相談を。