294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム食の豆知識 › 大根の冷凍保存

大根の冷凍保存の豆知識|知っておきたい基本

大根の冷凍保存について、うちでやっているやり方をまとめました。まるごと一本は持て余しますので、使う形に切ってから凍らせるのがいちばん楽ですよ。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

大根を一本買うと、いつも余らせます。

店主

その日のうちに切り分けて凍らせてください。煮物用とみそ汁用に分けておくと、次が楽ですよ。

店主のひとこと凍らせた大根は、味の入りが早くなりますよ。

まず知っておくこと

大根の冷凍保存は、使う形に切ってから凍らせるのが基本です。水分が多い野菜ですので、解凍すると食感は落ちますが、そのぶん味がよく染みるようになります。輪切りは煮物に、いちょう切りはみそ汁に、すりおろしは薬味にと、形を分けておくと使うときに迷いません。目安は1か月で、凍ったまま鍋に入れられます。

要点

  • 生のまま、使う形に切って凍らせます。下ゆでしなくても構いません。
  • 煮物用の輪切りは2cm厚さに。凍らせてから煮ると、短い時間で味が入ります。
  • みそ汁用はいちょう切りか短冊切り。凍ったまま煮汁に入れてください。
  • すりおろしは水けを軽くきり、小分けにして平らに凍らせます。使う分だけ折って取り出せます。
  • 冷凍の目安は1か月。袋の空気を抜き、日付を書いておいてください。
  • 生のまま食べるサラダや漬物には向きません。解凍すると水が出て、しゃきしゃきしません。

具体的な例

  • 2cm輪切りで冷凍。おでんやぶり大根に凍ったまま使います。
  • いちょう切りで冷凍。みそ汁に凍ったまま入れます。
  • 短冊切りで冷凍。炒め煮や豚汁に向きます。
  • すりおろして小分け冷凍。焼き魚の薬味に使います。
  • 葉を刻んで冷凍。炒め物やふりかけに回します。

実践のコツ

  • 切ったあと水けをふいてから凍らせてください。霜がつくと、解けたときに水っぽくなります。
  • 自然解凍はしないでください。凍ったまま鍋に入れるほうが、水っぽさが出ません。
  • まるごと買ったら、その日のうちに葉を切り落としてください。葉が水分を吸い上げて、根がすかすかになります。

よく聞かれること

下ゆでしてから凍らせたほうがよいですか。

生のままで構いません。下ゆですると手間のわりに違いが小さいです。ただし面取りをしておくと、煮たときの崩れが減ってきれいに仕上がります。

冷凍した大根はどんな料理に向きますか。

煮物と汁物です。おでん、ぶり大根、豚汁、みそ汁に向きます。食感は生と違って少しやわらかくなりますが、味は早く入ります。生食のサラダや漬物には向きません。

すりおろしはどう凍らせますか。

水けを軽くきり、袋に薄く平らに広げて凍らせます。使うときは箸の背で線を入れておくと、必要な分だけ折って取り出せます。目安は1か月です。